第8話〜初めての夜
新しい年になった。
仕事を終えたあと、ひろはみきの家に初めて遊びに行った。
みきの好きな音楽を聴きながら過ごしていた。
ふたりはまたいつものようにキスをした。ずっと抱き合った。
そしてふたりは当たり前のように、結ばれた。
そのときはまだ、
お互いに初めての相手だということを知らずにいた。
再会から1年たった寒い夜だった。
「ずっと一緒に、いつも一緒にいれたらいいな」
『うん、ずっと一緒にいたい』
ひろはみきを離したくなかった。
みきはひろと一緒にいたいと呟いた。
ずっと抱き合っていたかった。
雪の降るある夜のドライブのときだった。
温泉街のはずれのモーテル街を走っていたとき、
ひろはみきに茶目っ気たっぷりにこう言った。
「モーテルってどんなとこなんだろ?」
『どうなんだろうね』
「入ってみようか」
『えっ?』
みきの返事を待たずにひろはクルマを入れた。
ふたりは朝までずっと抱き合って眠った。
そんな日々が多くなっていった。
You And Me まるで Bookend
You And Me ふたつでひとつ‥‥
1982 jan,
仕事を終えたあと、ひろはみきの家に初めて遊びに行った。
みきの好きな音楽を聴きながら過ごしていた。
ふたりはまたいつものようにキスをした。ずっと抱き合った。
そしてふたりは当たり前のように、結ばれた。
そのときはまだ、
お互いに初めての相手だということを知らずにいた。
再会から1年たった寒い夜だった。
「ずっと一緒に、いつも一緒にいれたらいいな」
『うん、ずっと一緒にいたい』
ひろはみきを離したくなかった。
みきはひろと一緒にいたいと呟いた。
ずっと抱き合っていたかった。
雪の降るある夜のドライブのときだった。
温泉街のはずれのモーテル街を走っていたとき、
ひろはみきに茶目っ気たっぷりにこう言った。
「モーテルってどんなとこなんだろ?」
『どうなんだろうね』
「入ってみようか」
『えっ?』
みきの返事を待たずにひろはクルマを入れた。
ふたりは朝までずっと抱き合って眠った。
そんな日々が多くなっていった。
You And Me まるで Bookend
You And Me ふたつでひとつ‥‥
1982 jan,