このブログを書く目的

 

息子が「がん」に罹患してから、泣きながら【絶対に治る】と強く祈り、それとは真逆に【絶対に治らない】だから治す為に行動する。と、強く相反する思いを胸に今、生活しています。その為、心がグチャグチャになっており、一人ではまともな精神でいる事は不可能でしたが、真逆な気持ちで心が引き裂かれず、正常を保てているのは、長男と次男の存在でした。


子供の前では普通の父親を演じていますが、不意に心が沈む時があります。
そんな時、何も言わなくても長男がハグをしてくれます。「どうした?」っと聞くと、「何となく!」と答えます。長男な人の表情を良く見て寄り添ってくれます。
次男はひょうきん者でいつも変な顔をしたり、ギャグを言って私と長男を笑わしてくれます。今、まともな精神状態でいられるのも二人のおかげです。ありがとう。

話は変わり、昔私は仕事で鼻が天狗になっている時期がありました。そんな時、職場の先輩に言われ心に刺さった言葉があります。
君は「無知の知では無く、無知の無知」だね。っと・・・。結局、自分は知っているつもりでも何も知らない事を知りました。そして、「知恵を身に着ける為には本を読んだりして勉強するしかない。」と、助言を貰いました。

人の命が左右される仕事ではありませんが、今は息子の事が無知の場合、大切な子供の命に関わります。自分の無知で息子の命が無くなってしまう事は絶対に避けなければいけません。ただ、インターネットで調べる情報や講演会の視聴にも限界があります。
「三人寄れば文殊の知恵」と言うことわざがあります。凡人でも三人集まって相談すれば、思いがけないよい知恵が浮かんでくると言う意味ですが、じゃ、10人集まれば?100人集まれば?きっと、ものすごい知恵が出ると信じています。


そのため、どうか、皆さまの知識や経験を教えて下さい。そしてその情報が息子を助ける事になり、同じ病気で苦しむ本人やその家族に伝えさせて下さい。そういった助け合いの情報の輪が、この「横紋筋肉腫」と闘う武器の一つになり、最後は特攻薬が出来るキカッケになる事を望んでいます。

そんな輪を少しでも広げる為に、このブログを書いています。

 

(現在、「横紋筋肉腫 家族の会」の事務局として活動しております。今後、交流会や対話など、輪を広げる為の施策を提案して実施していきますので、この輪を広げる為に力をお貸しください。この病気を私は絶対に許しません。)