bra,mo


このブログで初めて取り上げたクラシックのアルバムがこれだ。もう3年も前のこと。 最近はまっている。


この世の美を求めて40年近く生きてきた、と言えばかっこ良すぎるが、とにもかくにもこの神々しきアルバムに出会えたことは無上の喜びであると断言したい。よく占いとかに「慶事多し」という言葉が出てくるが、まさに慶事である。ケイジ。ニコラスじゃなくて。ケイジ。英語だとCAGE。かご、だ。加護?ご加護だから、慶事?もういいや。


http://jp.youtube.com/watch?v=MB1czouO6IQ


モーツァルトの第1楽章はこんな感じだ。ウラッハとウィーン・コンツェルトハウス四重奏団ではないが、雰囲気はわかってもらえるだろう。アルバムの1曲目。この第1楽章の端正なメロディーが、アルバム全体をきりっと引き締めている。しかも、清く、美しく。そして、どこか懐かしいのは何故か。「壊れて出ない音がある。どうしよう。どうしよう」という曲が頭をよぎるからか。


ブラームスの真髄は室内楽にあるとよく聞く。なるほど、このアルバムの後半を堪能すればおのずとそれは理解できる。「もう一度、ブラームスの1番を聴きたい」と言い残して死んでいった作曲家の芥川也寸志の例もあるにはあるが、やっぱり基本はブラームスは室内楽である。二重奏から六重奏まで、彼はさまざまな室内楽曲を残した。重厚で渋い、そして時に暗い。六重奏曲にはこんなに麗しいものもある。


さて、モーツァルトブラームスと言う、盆と正月が一緒に来たようなアルバムを聴きながら、ある時は癒され、またある時はエモーションを揺すぶられる。ちなみに今日は、息子と一緒にクワガタを捕まえるために何十分も歩いた後に聴いたから、完璧に前者だった。