「もっとワールドワイドに音楽を聴いていきたい」と以前に書いたが、今日は親父から借りたレコードを聴いてみることにした。
左から、パーシー・フェイス、シャンソン名曲集、ロベルト・デルガード、バックハウスのブラームスP協奏曲第2番。基本的に私の親父は「ラウンジ・ミュージック」あるいは「イージーリスニング」を好んでいた。うるさ型の音楽ファン(もしかしたらこの私もその仲間にカテゴライズされる?)には「手抜き」とか「つまらない」と揶揄されたジャンルの音楽だ。50年代から70年代に一世を風靡し、ディスコ・ブームにその王座を明け渡した、知る人ぞ知るジャンルである。上のアルバムで言えば、パーシーとロベルトがそれに当たる。幼少時の私は彼らの音楽の洗礼を、ものの見事に浴びたものだ。
収納スペースにしばらく眠っていた埃まみれのプレイヤーを雑巾で拭き、コンポにセッティング。まずは、ロベルトだ。
彼はドイツ人。世界中の名曲を見事に料理するアレンジャーである。「祈り」という曲はメキシコ人による作品で、ロベルトの才人たる本領を大いに発揮した有名曲。他にも「ジャンバラヤ」(小さい時よく聴いたな。能天気なメロディーが最高!)、「キサス・キサス」、「レットキッス」(運動会のフォークダンスで有名)など、楽しめる曲が満載。懐かしくて、涙が出そうになった。「手抜き」とは失礼な。職人芸の鮮やかな仕事ぶりに、私は身震いを覚えましたよ。
今度は「「シャンソン・ド・パリ」と「パーシー・フェイス・ベスト」。異国情緒たっぷりのシャンソンと、「ビギン・ザ・ビギン」「ベサメ・ムーチョ」を巧みにあやつるパーシー・フェイス。しばらくはこのあたりが我が生活のBGMになること間違いなし。そういや、親父はこの辺を嫌というほどかけていたな。ある意味私の耳は、ワールド・ミュージックを肥やしに育てられたと言っても過言ではない。
ブラームスは間違えて借りてきた。第2番は家にCDであったわさ。第1番を借りたつもりでいた。どうりで、聞き覚えのある旋律ばかりだった。こんちくしょうのあんぽんたんでした。






