昨年リリースのストライプスの6枚目。彼らに大きなスランプという言葉はないようだ。
アルバム・タイトルはイギリス北部の人々が使うスラングが由来。「ワオ」「マジかよ」といった驚きを表す言葉のようだ。それはこちらのセリフだ、と言いたい。轟音ブースト・ギター、危なっかしいドラム、味わい深いボーカル、基本その3つで絶妙なアンサンブルを奏でている。マジかよ。それから、彼らにしては最長のレコーディング時間、これが何と3週間!マジかよ。ブルース・ロックにバグパイプが重ねられる。マジかよ。
バグパイプは前作で言うと、マリンバに相当する。意外性。そこでそれかい?ブルース・ロックに木琴やで。大阪に5センチの積雪があるくらいありえない話だ。愛車の後輪が空回りするわ。恐い。でもちょっぴりエキサイティングだったりする。
次のアルバムは縦笛が出てくるんじゃないか。100円かけておく。
無理に難癖をつけるとすれば(無理ならつけんといてと言われそうだが)、前2作(「エレファント」「ゲット・ビハインド・ミー・サタン」)に比べて、「中毒性」がやや薄れたか、ということ。「音楽の素晴らしさ」にとって、「中毒性」は必要十分条件だとは言わないが、ひとつの十分条件ではあると思う。(←日本語合ってる?帰国子女なんで。ウソだけど)
マジックがほんのちょっとだけ減量したかな。ほんのちょっとだよ。湧き上がるようなアイディアが今までと比べて僅かに減っちゃった可奈。(最近変換間違いで遊ぶのがマイ・ブーム。「減っちゃった可奈」は、スリムになった柳原可奈子を想像してしまった。我ながらウザイ、です)。それが、これまでのレコーディング期間「10日」→「3週間」に延びた原因ではなかろうか。ほんのちょっとだけ迷いが生じたか。
ホントいいアルバムです。タイトル・チューンなんて神業にクール。ただ・・・。薄皮を剥いだ程度に以前よりパワーが落ちたかな、と感じた。その程度なら書くに値せず、というレベルですよ。なにぶん、正直な性質なんで、書かずにはおれないのよ。単に好き嫌いの問題なのかもね。