キリンジ好きでもゆらゆら帝国好きな奴がいるものだ。クラシック聴いてても、TMGE(=Thee Michelle Gun Elephant)聴く奴もいるものだ。
何を隠そう、40歳手前で初めて、00年リリースの彼等のベストを聴いた。最初ピンと来なかったが、最近かなり聴いている。ラウド系は、妻子に気兼ねして家でかけないから、専ら家と会社との往復でチバのガナリを目一杯浴びている。
彼等の音を浴びたらどんな感じになるか。①高速でバイクかスポーツカーを走らせたくなる②その辺の街のチンピラなら2、3人くらいまでなら殴り倒せると思えてくる③自分のことを石原裕次郎か小林旭、あるいは赤木圭一郎だと勘違いする④轟音ギターをかき鳴らせて武道館の観客を総立ちにさせたくなる⑤バンジージャンプを続けて100回繰り返したくなる。
つまりは、呆れるほどのアドレナリンが体中に噴出してくるということだ。40歳を目前にして、ごくごくフツーのライフを送っている男にとって、無駄とも思えるこのおぞましき物質。この興奮が何を生むと言うのだろう。この喧騒が何を呼ぶと言うのだろう。そんな儚く惨めな気持ちにさせるところも、情けなくて、ロックぽくて良い。岡本太郎ではないが、やっぱり芸術、ロックは綺麗ではいかんのだ。気色悪く、不可解で、違和感があってよろしい。
「リリィ」、素晴らしい。あふれかえるパスタの山、混ざっていく、腐りかける、こめかみ指でこじ開け意識飛ばす。レンタルしてMDにドロップしたんで歌詞の仔細は手許に無いが、何だこのエグイ言葉の羅列は!そして、キャッチーなメロディー。泣けてくる。
「G.W.D」「ハイ・チャイナ」「WHY DO YOU WANT TO SHAKE?」「BLUE NYLON SHIRTS」「ダニー・ゴー」、この辺りがツボだな。
同じラウド系のゆらゆら帝国については、「ゆら帝が好きである」と、記事の冒頭で威風堂々と断言できるわけであるが、ミッシェルについてはまだまだ「ミッシェルが好きである」で始まる記事は書くことは出来ない。なぜならば、ゆら帝は全曲(たぶん)聴いたが、ミッシェル体験は今始まったばかりだから。ただ、予感としては・・・こりゃまたハマってしまうんだろうな・・・。