大阪市役所の広報報道室という部署があの「ぴあ」とタイアップして、「今までにない新しい情報誌『大阪ぴあ』を発行」した→ココ
大阪市役所(大阪府庁ではなく)は、「関西圏をはじめ、広く全国に対し、ステレオタイプ化されてきたイメージとは異なる大阪の多彩な魅力の発信をめざしている」らしい。ここで注意すべきは、「大阪市の多彩な魅力」ではなくて「大阪の多彩な魅力」だということだ。だから、表紙が太陽の塔なのか。これってお隣の吹田市にあるのだけど。
報道を読んでいたら、市当局としては大阪城や海遊館などの市内のシンボルを表紙にするようにぴあ側に要請したが、「訴求力がない」と一蹴されたらしい。上の有名どころは無理なら、せめて大阪市内の隠れたPR素材を前面に出したかったところだが、結局は岡本太郎の偉大なる芸術の力を借りた形となった。大阪市発行の雑誌の表紙が太陽の塔なんて、賛否はあろうが、個人的にはトホホだな。
それにしても、大阪市ってところは本当に観光資源が乏しい。大阪城なんて、ただの古い城だし、あんなの各地に散らばってるし。海遊館(水族館です)は毎年黒字でまずまずだけど、大阪歴史博物館は上海の知人に酷評されたし、通天閣も「エッフェル塔を真似しました」なんて信じられない「本当のこと」を披露すると、きっと外部の人は目を丸くするだろう。
ローカルな話ですいません。
大阪の中心部で育った私がこれで終わっていては、自分の故郷に唾することになるから一応のフォローを敢行したい。「観光」の話をしただけに。
一度大阪市の「商店街」に遊びに来て欲しい。前近代的な「フェイス・トゥ・フェイス」の買い物ができるだけでなく、もしかしたらスーパーとか百貨店では買えないような「濃ゆい」物に出会えるかも知れない。昔から有名なところでは天神橋筋商店街、千林商店街、心斎橋筋商店街とかいったところになるのだが、占い好きの女性ファンが集う「売っても占い商店街」こと福島聖天通商店街 がここ数年で一躍有名になった。
「売っても占い」ってこれまたベタベタで「らしい」のだが、とにかく、何か斬新なテーマと切り口をもって精力的なPR活動に邁進すれば内部に活気が吹きこまれるだけでなく、地価の上昇など経済的なメリットがあるという点では、商店街も自治体も同じだということだろう。