呉とびしまマラソン大会鍼灸治療ボランティア |                     一般社団法人 広島県鍼灸師会

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日時:平成22年3月21日(日)
場所:呉市蒲刈町県民の浜


この大会は、「とびしまマラソン」といい、平成20年豊島大橋ができたことを記念して、
呉市が主催で呉市蒲刈町にある県民の浜をスタート、ゴールとした第1回のマラソン大会です。
豊島大橋を渡るハーフ、2km、5kmのコースがあり、それぞれ時間をずらしてのスタートです。ランナーは1,800名、家族等で3,000名ほどあったそうです。

 参加者は、瓜生典子、寺口和賢、細田裕太郎、山田健三の先生方と向田の5名、学生3名と総勢8名。
 施術の会場は、蒲刈町にある県民の浜の中の工作館という施設内で、朝7時に現地に集合。大勢の人が集まるため、県民の浜に入るには規制があるらしく、私たち車にも許可証が発行されて、ランナーなどは隣の島の下蒲刈町に車を置いて、そこからバスでピストン輸送されておりました。

 施設の玄関前に、鍼灸コーナーの看板を立てて貰い、その中の一室を使用させていただき、その部屋の入り口に受付の机を設置。じゃばらの衝立や掲示板を用いて仕切り、掲示板の下の方は隙間があるため隣が見えないよう白布で覆い隠し、個室性を保ち4台のベッドを設置。消毒綿、使い捨て鍼等を用意。
診療時間は午前8時から午後1時までの予定。開始の少し前にミーティング。鍼は浅く軽く、施術時間は15分位にお願いし、施術内容は、先生方にお任せしました。

 施術対象者はランナーのみに限定せず、大会関係者、ランナーの家族、地元の方々などとしました。
 施術開始直後から続々と来られ、10時にハーフがスタートすると少し時間があいたりしましたが、次の5kmのランナーが走る前に来られたり、合間に現地の方が来られたり、ランナーがゴールして帰ってくるとまたその方々が来られるといった状況。

 帰りのバスの関係で時間がなくキャンセルも出て、結果60名の受療者でした。診療師が5名ですから、ゆっくり休憩する間もないほど盛況でした。また3名の学生諸氏がベットシーツや枕カバーの交換、鍼やゴミの処理、受付での対応という施術室と受付との間を機転を利かしながら実によく動いてくれたので、私たちも施術に専念出来たことと思います。これは大変ありがたいことでした。

 それぞれ先生方は治療家としてのプロですので、軽くなったといわれたり、笑顔で帰られる姿を見ればその効果は歴然としています。お蔭で完走できたと報告された方もおられました。

 今回、鍼が初めてという方がおよそ3割おられ、以外と多いのに驚きました。こういった催しの中で、少しでも鍼灸の普及につながればと願っております。

 無事終了できましたこと、会の皆様をはじめ、スタッフの方々に厚くお礼申し上げます。

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