福山の中心商店街。昨年度で私がお手伝いさせていただいた事業は終了。どれぐらいの期間お手伝いさせていただいたんだろう。3年かな?4年? 詳しくはこのブログの「福山」カテゴリーをご覧ください。

ざっくり総括しておきます。
ここでもお伝えしたいのは、Aの事業がBの成果を生む、という簡単な図式ではないということ。いろんな事業やいろんな方々の取り組みが積み重なって、まちは変化します。

1年目は、呉や府中と同じく「新しい担い手」の発掘を目指して、商店街でお店をやってらっしゃる方以外の方々を中心に「何かやりたい人」を探したり、周辺大型店とのネットワークをつくうと、何度かワークショップを開催しました。結果、これまで別のところで会議をしてい組織が、本通商店街のコミュニティスペース的な場所「ふくふく」を使って会議をするようになったり。直接は関係ありませんが、いくつかの組織が活動を始めたり。これまで縁のなかった方と接点ができたり・・・。だったのですが。コレといった事業には結びつきませんでした。

そして、2年目。いよいよ具体的な・・・というところで、福山市の「フクノワ」事業がスタート。時を同じくして、もうひとつの組織も市民活動のコーディネート事業を展開したいご意向でした。事業内容がバッティングしてしまう~~~、えっということで、急遽活動を変更。郊外大型店との住み分けを意識して、新しくて個性的なお店の入居を促進しよう!ということに。そしてできれば、私が1件ずつ空き店舗対策をするのではなく、スキームそのものを作ろう!!と。
こうして
●地元商店街さんや会議所さんが中心となって、空き店舗の詳細なデータを集め、所有者さんの意向を確認し。
●もう一方では、福山てしごと市の出店者さんの開業可能性や開業ニーズを1件ずつ聞き取り調査。
●空き店舗調査で集めたデータをつかって、福山市立大学の学生さんがリノベーションプランを作成してくださり、発表会を実施。たくさんのメディアに取り上げていただきました。

この他にも、
●空き店舗ツアー
●個別開業相談会開催  などなど、開業促進、不動産流動化に特化した取り組みを実施しました。

またこの頃、商店街の独自の取り組みでも、空き店舗に八百屋さんの誘致が成功!!フクノワのイベント事業もスタート。だんだん活動が熱を帯びてきました。


そして3年目、2013年度。基本的な目標は、2年目の取り組みを安定させること。属人的な取り組みではなく、組織の取り組みになるように・・・。
前年の福山市立大学さんの事業をきっかけに、カフェが開業し。もちろん、フクノワさんのイベントも継続的に実施されていました。

そして「スキームの構築」を目指したこちらもそろそろ目に見える「成果」を求められ・・・ガーン
オープンは今年度にのびましたが、大型空き店舗に福祉施設兼作業所、ギャラリーが入居。もうひとつ、民間のギャラリーも移転してこられたと思います。あと、空き店舗ツアーの参加者さんもお一人開業されたという噂も。
でも、開業の件数が問題じゃないと思うんですよねぇ。それは単なる結果であって成果ではない。
当初目的とした空き店舗の活用のスキームはうまく稼働するところまでいったのですが、今後のことにはやや懸念も残ります。そしてあと一息、商店街をどんな「場」として売り出して行くのか、まちに来て欲しいターゲットやコンセプトを整理し、それをマネジメントする組織が必要だと思います・・・。しかし、そこは50万都市。いろいろと難しいことがありますけん。残念ながら、力不足でそこまで調整することはできませんでした。たぶん、求められてもいなかったと思います。

ということで、仕事としてご依頼いただいた事項はクリアしたものの、もっと私がバリバリ、ズンズンまちを変えていくことを期待されていたような気はします。空き店舗が10店も20店も埋まる!とか。人と通りが戻った!!とか。それは無理だし、目指してもいなかったのですが、何より、あと一歩、私自身がやや納得できていない成果であることも否めません。そこはきちんと整理し、今後お手伝いするまちにきちんと活かしていきたいと思います。
府中の近況報告は、これで一旦終わり。今日は空き家再生のこと。

空き家再生事業に取り組みだしたのはもう2年前。

不動産屋さんの協力を頂きつつ、7月の炎天下、市の職員さんとみたにんと目視&ヒアリング調査を実施。(このとき、ひげの毛穴から汗が出るのを初めて見た)

それを受けて、11月から正式に「空き家調査事業」スタート。地主さんの特定、活用意思の有無を確認して行きました。平行して、先進地の事例研究。尾道、青河、鞆の浦・・・。
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最後の成果報告会は、府中東高校と広島大学も再生プランを発表してくださいました。
詳しくは、市職員さんのブログ「ふちゅうに夢中 活用は資源・放置は危険」をご覧ください。

時を同じくして、府中市による空き家バンクの取り組みがスタートし。
また、空き家調査事業を通じて、1件だけだけども、空き家を借りて住む人がでて。

そしてこの調査事業が終わっても、空き家活用、特に「居住」を視野に入れた取り組みを継続するため、広島大学さん、物件を提供してくださるオーナーさん、不動産屋さんと協議を重ねてきました。そして、いよいよ今年の6月末。新しい「空き家活用事業」スタート!!!
実際の物件をテーマに「居住」の可能性を探ります。
今年からは、「地域おこし協力隊」の2人も参加。心強い仲間です。
個人的には、府中に働く会社員さんをターゲットにしたいと思ってます。や、あくまでも「個人的に」なんすけど。


ちなみに今年になって、2年前に調査した物件に「季のむら」が移転。・・・空き家調査事業は直接関係してないんだけどもかお でもでも、空き家の活用が更に1軒進んだ訳で合格
季のむらのすごいリノベーション工事はこちらをご覧ください。

そんなこんなで、他の事業に比べて進捗はゆっくりなんだけども、空き家の活用も手堅く進めて行きたいと思ってます。
7月1日 もう7月かぁ。

今年、NPO府中ノアンテナは3歳を迎えました。
活動の幅は年々広がっていますが、一番有名なのは「つくえつくろう。」を始めとした「木育」チームかな。このチームはよくテレビやラジオに出ている(笑)

●小学校入学前に親子で学習机をつくる「つくえつくろう。」
公式サイト、是非見てください。

関係者の想い、参加者の想い出、いっぱいいっぱいつまってます。


●木育
家具のまち府中の木工技術を活用して、オリジナル木のおもちゃづくり、普及をやってます
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昨年度は木育フェスタ(写真)と、府中の保育園にオリジナルおもちゃ(ブランド名:kitasu)を配布。

あー、そういえば、「虐待防止キャンペーン」とかもやったなぁ。。。

木育以外にも、2日前のブログでお伝えした商店街の創業促進事業や、歴史的建物であるNPOの事務所を利用したイベントやワークショップも実施。空き家の調査や活用検討もやりました。

そして、これらを繋いでいるのが、フリーペーパーとホームページ、SNSなどの情報発信。

思いつくまま紹介しましたが、これまでの歩みとこれからは、こちらのページに理事長がちゃんとまとめていますグッド!



府中にはまちづくり会社がなく、府中ノアンテナは、民間のネットワーク支援や情報発信など、まちづくり活動を実践、促進していく組織として設立されました。専従職員はおらず、役員はみんな本業を持つ人たち。

そう、ここ大事。「まちづくりを仕事にしたい人」や、学生さん、社会に出たての人ではなく、プロがそれぞれの職能やキャラクターを活かして活動しているのです。ここが、ちまたの人材育成事業との違い。緊急雇用を利用した失業対策ではなく、まちづくりの担い手を「育成」するのでもなく、もともとできる人にやってもらう。ひとりの肩には荷が重いので、得意分野や興味のある分野で役割分担任しています。
この方式なので「給料」というものはなく、自分が受注してきた案件を、資金繰りも含めて自分でマネジメントする。そこで得る対価は、みんなの一般的な受注価格より安くなるのが一般的。会社にお金も残さないといけないからね。いわゆる、プロボノというやつです。会社にプールされたお金は、次の事業の投資します。

さ・ら・に!!実は、府中ノアンテナ設立以降、2つのまちづくりNPOが設立されており、お互い得意分野で頑張ってます。どちらも専従職員はいなかったんじゃないかな。


ちまたで聞く「若手の人材不足」。こういう方法もあるのではないかと思います。

声を大にして言いたいのが、「担い手」は育てるのではなく「巻き込む」のが正解なんじゃないかな。
巻き込まれてもいいと思えるメリットを提供するのが、組織マネジメント側の仕事なんじゃないだろうか。

何にしても、アンテナのメンバーに出会えたのは、人生の5本の指に入る幸せです。(照)
6月30日

昨日の記事では、府中の商店街の新規創業を取り上げましたが、もちろん既存店さんも活性化事業に取り組んでいます。

昨年度は念願の(?)街ゼミがスタート


終了後のアンケートでは、なんと満足度98%

ここに至るまでも、長い道のりがありました。

中活の取り組みがすすみ、NPO府中ノアンテナが設立されたり、アンテナやその他の組織が実施するイベントが増えたりするなか、商店街も何か行動を起こさねば!ということで、「府中まちなか繁盛隊」が結成されました。

当初から、商店街の店主がいろんな専門知識で講座を開講しようと、今で言うところの街ゼミ的な取り組みも検討していました。・・・が、長く商店街の既存店さん向けの事業がなかったので、地ならしとして、最初にスタンプラリー、次いでお店巡りツアーを実施。満を持して、街ゼミがスタートしました。この間、約3年くらい(?)。

今年度は街ゼミに加えて、一店逸品運動にも取り組む予定です。
やはり、商店街の魅力といえば、「素敵なお店」が集積すること。
このポイントに対しても、こつこつとした取り組みが行われてきたのです。
私がお手伝いしたのは、ごく初期の段階だけ。あとは、まちなか繁盛隊と商工会議所が中心となって開催されています。

平行して、商工会議所による販路拡大事業、お店表彰事業の「あるじゃんええじゃん府中のお店」事業、中心市街地で実施されるイベントに対して補助を行う「まちなかチャレンジ事業」等も実施。

こんな風にして、今の商店街の「街ゼミ」ひとつとっても、いろんな事業の結果取り組むことができているのです。

昨日の記事と同じく、思いつきで流行の事業を実施するのではなく。どんな事業が必要か見極め、それに向かってのステップを設計し、着実に実施していく。こういう地道な活動が重要だと思います。

そうして将来は、できるだけたくさんのお店が儲かって、また楽しくご商売していただいて、後継者に引き継いでいって頂きたいです。

そのためには何が必要か、そろそろもう一度しっかり考える時期に来ているのかもしれません。
6月29日
すっかりブログから遠ざかってましたが。 そろりそろりと更新していこうと思います。続きますように(祈)

さて、最近の府中では。 昨年「商店街促進事業」でスタートしたマーケットイベント、みんピク(府中でみんながピクニック)が継続中。

暑さが厳しい7月~9月は、夜のみんピク。これまた楽しそう。
出店のご希望など、詳しくはアンテナブログ みんピクをご覧ください。

そして、みんピク&町家リノベーション事業を通じて、フェアトレードショップ、アロマサロン、お惣菜屋さんのの新規出店がありました。 そのうちの1店、フェアトレードショップ paco さん。あ、分かりにくい写真

それ以外にも、NPO府中ノアンテナで新しく理事に就任したこたにんが、そのうちオープンする予定(笑)のコーヒーショップも ハヤクオープンシテホシイナー

更に、直接みんピクとは関係ありませんが、新しくECのコンサルティングで起業された事務所や、きものと手づくり雑貨のお店「チロル」さんの3号店も開店。

確実に商店街が変わってきてます。

府中にそんな「change!」を巻き起こしてくださった「季のむら」。カフェとネイルサロンと雑貨屋さんのコラボショップ。・・・オープンしたのは確か去年の5月~6月。まだ1年しかたってないとは思えない存在感。

が、残念ながら、家主さんの都合により近隣に移転。商店街ではないけれど、旧店舗から徒歩2分だし、更にパワーアップ予定!季のむら2。カフェ キオッチョラは7月末再オープン予定、ネイルサロンは既にオープンしています。

これまた100年を超えるお家のリノベーション。 壮大な空き家再生の様子はこちらから


ひとっこひとり通らなかった商店街、最近ではオシャレなヤング(死語w)を見かけることも増えてきました。

たくさんの方々とのご縁、みなさんの奮闘努力、そんなことが重なって、 商店街が変わってきました。 おしゃれで、ちょっと変わった、エッジの利いた人が集まって。 のんびり、ゆるゆる過ごせる場になりつつあります。

人通りが爆発的に増えたわけじゃないけど、府中っておもしろい!と思う人が増えた。府中で何か始める人が増えた。これも「活性化」のひとつの姿だと思います。

追記
ここに至るまでは長い道のりがありました。ざっくり言うと、
☆まずは、商工会議所のチャレンジショップ。
☆商店街にまちづくり事務所を開き、スタッフを雇用。<旗を立てる>
☆塀で囲まれていた空き地を広場に解放
☆NPO府中ノアンテナ設立、活動。
☆空き家調査事業
☆広場隣接地に民間のリノベーション誘致
☆反対側の広場隣接地に戦略補助金を活用したリノベーション&みんピク開催

私の着任当初はだいたいこの辺りまでを目指してました。
当面のゴールを定めて、戦略的にいろいろな事業を起こします。
決して、何かひとつの理由で、今の動きがあるわけじゃないのです。


この先は、家具にまつわる素敵なところができたらいいなーと。