行動し続けられないとか、
やろうと思ってもできないとか、
そういった相談をよくされる。
どうしたら、行動し続けることが
できるようになるのだろうか?
やろうと思うことができるんだろうか?
そんな視点で観察してみた。
行動し続けられない、
やろうと思ってもできない、
という人の話をよくよく聞いていると、
共通点があるように思えた。
「理想を描くのが上手いこと」
言い換えると、
「理想が高すぎること」
のような気がする。
どういうことかというと、
〇〇さんのようになりたいんですとか、
こんな世界観になれたら良いと思っていて、とか、
すごく大きな夢とか理想を漠然と描くのが上手
ということ。
それは、とても素敵なことだし、
昨今、「夢を描こう」「夢を描く大切さ」
みたいな風潮がどんどん強まっているからこそ、
致し方ないことのようにも思えるのだけど・・・
夢を描く、理想をイメージすることは大事だし、
脳はイメージしたことしか実現できないから、
イメージは大事だ。
だが、、
行動し続けられないとか、
やろうと思ってもできない人に限って、
理想は漠然としたものでしか描いてない。
それでは、行動に繋げることの方が
難しい・・・・
では、その人たちは、どうしたら行動できるようになるのだろうか・・と思い、試しにこんなことを仕掛けてみた。
1、どうしてそんな漠然としたイメージのままでいるのか、思い出してもらう
・どんなイメージを持っているのか
・そもそも、そのイメージはどうして生まれたのか
そんなことを質問してみた。
すると、イメージが浮かんだ起源のようなものを話だす。
起源を思い出していて、なんだか嬉しそうにしている。
2、じゃあ、そのイメージを実現するために必要な方法をいくつも伝えてみる。
3、なんか嫌そう・・・な、納得しなそうな顔をしている。
渋い顔をするから、どうして渋いのか聞いてみると、大体、嫌な思い出が紐づいているみたいで、言い訳をたくさんしてくる。言い訳は一旦きく。こちらからしたら、それは「過去」の話であって、「今」とは紐付かないが、本人の中で紐づいている以上、それは「正しい世界」に過ぎない。
本人の中で、正しいと思っている世界を一通り、一緒に体験してみて、一緒に体験したかのよう共感をした。
ちょっと「納得」した感があるみたいで、落ち着いてくる。
4、本人のこだわりポイントを理解できたところで、絶対に本人が譲れないみたいだった、「私の世界観は美して、特別なんだ」ということが崩れるような方法は除いて、やれる手法をいくつか伝えてみる。
プラスして、「1」で聞いておいた起源を実現しないと「かわいそう・もったいない」ということを伝えてみた。「かわいそう・もったいない」は本人の世界観では、やりたくないこと、あってはならないように思えたので。
5、そうだった!と思い出したような顔をするので、そこでもう一度、「絶対にやった方が良い」ということを伝えてみて、やるべき方法も伝えてみた。
6、2週間後・・・。考えられないほどの多くのタスクも実施し、出張までいき、次にやりたい視察までしていた。
本人がやってみたいと思ったイメージは漠然と大きなものに膨らみ過ぎていたようだったが。
イメージを作った起源を思い出し、「やらない」理由を消し去って、「やれる」方法を噛み砕いて、とても具体的なアクションに設定してみた。
それによって、進み始めたように思えた出来事だった。
もし、やりたいことがあるのに進めないのであれば、
理想を実現するための具体的なアクションを出してみる、
やりたかった理由を思い出す、
誰かに背中を押してもらう、
なんて方法を周りの人に手伝ってもらいながらやってみるのも、一つかもしれない。
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