電気料金審査委員会が、東京電力等 全国10電力会社の収益構造を明らかにしまして、東電の販売電力量の六割は企業など大口利用者向けで、利益の九割は家庭向けで上げていた事が分かりました。

家庭向けは電力会社が各営業区域で販売を独占していて、電気料金も発電にかかる費用に利益を上乗せできる「総括原価方式」に守られ、経費削減で身を削らなくても安定的な利益が得られる構造になっています。

企業向けの競争が、家庭にしわ寄せされている形です。そして、今 家庭向けの電気料金が値上げの方向で、動いています。

我が家の電気代は月3000円ほどで、あまり電気を使っていませんが、その代りにガス代が7千円近くにもなり、家計の負担になっています。

太陽熱を利用したソーラーシステムは、我が家の電気料金から考えるとあまり意味もなく、とにかくガス代を浮かす方法をと思いまして、今春から一升瓶を使った温熱水利用を試みています。

(クリックすると拡大します。先日の日食の写真)
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偉大な太陽のエネルギーをどう利用するか?

太陽熱温水器を使わなくても、少しの労力で出来る事に挑戦してみます。

ベランダに並んだ10本の一升瓶、この中に夕飯で使う煮炊きの水を入れて、温めてます。

写真に写っているポリタンクは、緊急用の飲料水で60リットルありまして、その向こうに一升瓶が並んでいます。

うらかすみや、黒麹などのお酒の瓶を使っているので、最初はアルコールの匂いがぷ~んとしますが、瓶を水でじゃぶじゃぶ洗います。

もしかすると近所の人達は、あそこのご主人 大酒飲みなのね~って思っているかもしれません。


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今の時期でしたら、晴れていれば水温は38度くらいまでは上がりまして、洗髪や煮炊きには十分使えます。
水の状態でお湯を湧かすよりも、暖かい状態で湯を湧かした方が、少しは家計に優しいのかもしれません。

昭和の30年代頃は、一升瓶にこうやって水を入れて、温水を作っていた家庭が多かったそうで、この事を、「一升瓶と、ひなたぼっこ」と、呼んでいたそうです。

今年の夏は、どこまでガス代を浮かす事が出来るか、試してみたいと思います。


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