日光 放射能から子供を守る会 より定期的なメールが参りますので、ご紹介します。
それと、産経新聞の日光 東武ワールドスクエアに関する記事も載せておきます。
以下、まずは日光守る会の大島さんからのメール。


4月24日は、けっこう暑さの中配布していたら、暖かいのにあまり人が出ていません。その前が結構寒かったのですが…

雨地域では、ゲートボールをやっている10数人の高齢者がいたので、様子を見て、ひと段落したときに、放射能のチラシと、署名の話をしましたが、まったく反応なしです。

それも「市役所の人ですか」との質問が出て、特に、子どもたちが心配なので・・・・と話をしたら、何も返答が返らず、そっけない対応になりました。こんな高齢者は、地域によって珍しくないのも事実です。

お役所、様々の年寄りも多いことには何度かぶつかっています。しかし、一人ひとりになると、少しは対応違うのですが…このような高齢者の態度にお目にかかる場合は、複数でいる場合が多いのも事実です。

配布の後半では、おばあさん、前にもチラシ渡していたの覚えていました。そして、話し始めると、前日、雨の中健康診断に行ったら、すごい人で、9時ころでかけて、会場はいっぱいで、帰りは昼過ぎになってしまったということで。

市はなぜ、人数を制限するなどの対応をしないのか、いろいろ文句の声でした。中には、早朝3時に来て、車の中で待っていた人もいたと、驚いていました。
チラシまきでも、いろいろの現在の人間模様にあたります。

今日、チラシ印刷後、駅前の桜の古木満開の桜が雨の中、6~7割散って、人影もなく、大地一面がピンクに染まって、自然の素晴らしさに感動です。

明日の早朝は、雨になる模様ですが…
雨の日も、雪の日も・・・・冬の寒さでも・・・

今日、市役所に行ってきましたが、肝心の文書、資料を出そうとしません。さらに、「日光の悪口言うのにつかうのか・・」と、口を滑らしました。ファシズムの社会ですから、そう、驚きませんが・・。

今後ともよろしくお願いします。

日光‐放射線から子どもを守る会/おおしま

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$こども まもりたい


次に5月5日の産経新聞の記事です。
福島第一原発事故が過去の事件のような感じを受けます。鬼怒川方面は放射線量が高いのですが、もうそれさえも忘れさられようとしているかの様です。


産経新聞の記事より。

東京スカイツリーの開業まで1カ月を切った。スカイツリー人気を、東日本大震災で落ち込んだ観光復興にいかにつなげるか。スカイツリー開業に懸ける栃木県の人々の姿を追う。

 栃木県日光市鬼怒川温泉大原の「東武ワールドスクウェア」で4月24日、多くの観光客が“何か”を見上げていた。視線の先にあるのは、25分の1の大きさで作られた東京スカイツリー。ミニチュアとはいえ高さは約26メートル。世界中の有名建造物のミニチュアを集めた園内でも、ひと際目立つ存在だ。

 ワールドスクウェアはこの日、スカイツリーに絡めたイベントを開催し、通常の5倍の入場者を呼び込んだ。「25分の1でもスカイツリーへの興味は強いことが明らかになった。ミニチュアがスカイツリー本体と日光・鬼怒川を結び付けるカギになるはず」。ワールドスクウェアの根本幸央副支配人は、こう語る。

 果たして、年間2500万人とも3000万人ともいわれるスカイツリー観光客のうち、どれだけを県内に呼び込むことができるか-。

 足利銀行のシンクタンク「あしぎん総合研究所」によると、スカイツリー周辺の観光客の約3割が「訪れたい観光地」として栃木県を挙げており、250万人を誘引できると見込む。それだけに、県内各地で“誘客合戦”が始まっている。

■栃木…途中下車に狙い

 特に熱気を帯びているのが、とうきょうスカイツリー駅(旧業平橋駅)と東武鉄道で結ばれている東武日光・鬼怒川線の沿線にある栃木県の市町だ。

 「新しい客層を呼び込むチャンス」。栃木市の観光担当者は力を込める。「蔵のまち」と呼ばれながら、知名度で日光や那須の後塵(こうじん)を拝している栃木市。特急で1時間の場所にあるスカイツリーの開業は「これ以上ない追い風」という。

 平成23年秋からPRを強化。今春、JTBパブリッシング(東京都新宿区)が発行する旅行情報誌「るるぶ」の栃木市版を作り、日光や東京・浅草のホテルなどに約6万部を配布した。

 5月から東武鉄道の外国人向け旅行券が、浅草-日光・鬼怒川間でとうきょうスカイツリー駅と栃木駅の途中下車が可能になるため、栃木市は英語や中国語などの外国人向けパンフレットの作成を急いでいる。

■鹿沼…独自路線を展開

 一方、「スカイツリーの開業によって、短期的には“観光客流出”が起こるだろう」と分析しているのは栃木県鹿沼市だ。栃木市と日光市にはさまれながら2市ほどの観光資源に恵まれていない。人の流れが2市に向かってしまうのではないか、との危機感がくすぶる。

 このため、鹿沼市は2市に働きかけて、スカイツリー開業をにらんだ沿線協議会を立ち上げた。だが、3市一体となった活性化策を取りまとめるには至っていない。

 そこで独自の「マニアック路線」を展開する。岡本太郎作のモニュメント「夢の樹」を市民文化センターから東武日光線新鹿沼駅前に移設し、「市の玄関口」として整備。4月28日には「夢の樹」を起点に市内を散策する「芸術による街歩き」を開催。今後もマニアックな街歩きを提案するなど、生き残り戦略を模索している。

■日光…にぎわいよ再び

 平成5年にオープンしたワールドスクウェア。当時は日光宇都宮道路の宇都宮インターチェンジまで渋滞が続き、周辺の旅館やホテルは“ワールドスクウェア特需”に湧いた。しかし、来場客は徐々に減り、最盛期の10分の1にまで落ち込んだ頃もあった。

 風向きが変わったのはミニチュア・スカイツリーが誕生した22年春。ミニチュアが登場した直後は付近が大渋滞し、年間来場者数も前年比7割増に飛躍した。根本副支配人は近所の男性住民に声をかけられたのを覚えている。「昔のようなにぎわいだね」

 ただ、昨年の東日本大震災で入場客は再び減少。風評被害にさらされた日光市全体も観光客減に苦しむ。

 「スカイツリーの来場者は年間約3000万人と見込まれる。1割を引きつけることができれば、にぎわいのある日光・鬼怒川に戻ることができる。地域と共存共栄で頑張っていきたい」

 3000万人の1割にあたる300万人は、オープン時の年間入場者数。根本副支配人は19年前と同じにぎわいを取り戻すつもりだ。



この国の政府と、東電、それと経済界は、どうしようもない程 国民をバカにし過ぎています。

今日で北海道の泊原発が停止し、大飯原発の稼働問題が騒がれる中、原発を今後どうするかで、世の中が一挙に注目を集めています。

原発問題を考えることもとても大事でありますが、忘れてはいけないのが、

第一原発の事故復旧、原発事故で避難をされている方々、福島県民の8割が0.6マイクロシーベルト以上の中で暮らしている現実、震災で仮設に避難している方々、地域の復興の問題、瓦礫処理、那須、日光、いわき、柏、江戸川等の高い放射線量の中で暮らしている地域の人々等、こちらの問題も現在進行形で進んでおり、状況は去年と変わらず、今も続いているのです。

このゴールデンウィークを境に、産経新聞の記事からも、現実から目を背ける風潮が広まるのではないか?と、危惧を抱きます。

事故から1年がたち、来年には何事もなかったかの様に、皆 放射線量の高い地域へ行く可能性 有りです。

日光 放射能から子供を守る会の大島さんの活動は、続いており、起死回生の何か良い作戦を考えなければなりません。

今のままでは、時間がたてば 日光の小百小学校の子供達などが、見捨てられます。

この理不尽を、治さねばいけません。