まだ、まにあうのなら―私の書いたいちばん長い手紙/甘蔗 珠恵子

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1987年、チェルノブイルの原発事故が起こってから1年後。

編集部に届いた1通の手紙。

福岡県に住む二人の子供の母親が書いた手紙だった。


その手紙が綴られた本「まだ、まにあうのなら ●私の書いた長い手紙」



私は、この本を読んでいて錯覚した。

なぜなら、まるで今起きている放射能問題と同じだから・・・


25年前に起きたチェルノブイルの原発事故。

3月15日に起きた福島の原発事故



二度と繰り返して欲しくないという願いは叶わずに起きてしまった。

読み進めるごとに胸が押しつぶされる想いがした。



当時、私は21歳。 まったく、人事だったし無関心だったこと。

もし、そのときにこの本を読んでいたらどう感じていただろうか?



いま、読み終えてみて思うこと。

ひとりでも多くの人に読んでもらいたい!!



一部を引用します。

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私には二人の子どもがいます。この子たちが成長し、生きてゆくこの地球上に原発のような

こんな恐ろしいものを遺してゆけるでしょうか。考えてみてください。


このままいけばおそらく事故はまた、どこかで起きるでしょうから、放射能まみれのこの地上で、

放射能にまみれて生活し、やむなく放射能に汚染された食べものを食べ、地震によってでもいつ

爆発するかわからない危険な死の灰を永遠にかきまぜながら、いやでも監視し、その上本当に

いつ起こるかわからない核戦争の恐怖におびえながら生きてゆかねばならないのです。


それが私のかけがいのない、かわいい子どもたちの未来なのです。



少しでもいい学校に、少しでもよい社会にわが子を入れようと母親は懸命になりますが、それが

子どもの未来の現実にどんな役に立つのでしょうか。 それで、危険が弱まりでもするのでしょうか。



こうして書いていて子どもたちの未来を思う時、

「どうして人類は、こんなところまで来てしまったのだ!」と悲痛な叫びを上げたくなります。



どうか空想物語であってほしい。 私は今SF小説の中にあるのだと思いたい。




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まるで、予言したかのように地震と津波により、事故が起きてしまったことに

この手紙を書いた方は、また心を痛めているのではなでしょうか・・・


当時の事故後、日本の海藻類、野草、牛乳、母乳からも放射が検出されたいたこと。

そのことを知った、母乳を飲ませていたある母親は毎日泣きながら授乳していたこと。

まるで、いまの日本の現状そのものです。


そして、今の私の気持ちがそのまま書かれていました。


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私も生き物です。 そして母親です。 その本能につき動かされます。子どもたちの生命を守るため

私はハッキリと「原発はいらない!」と声を出して言いそのための行動をしたいと思います。


それが原発のある世に子どもを産んだ母親の、子どもに対する責任だと思っています。原発は恐いから

反対だと心の中で思っていても、黙ってじっとしていたら、それは原発を推進する側の力に組み込まれ

ることになるのではないでしょうか。



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ぜひ、読んでください!!


※東林間チャンプール にも何冊か置いてあります!



はしもとりょうこ 記