以下は放射能防御プロジェクトの土壌中の放射能調査の結果と、相模原市役所が行った市内29ケ所の土壌中の放射能調査の結果のURLです。


放射能防御プロジェクト
http://www.radiationdefense.jp/investigation

相模原市役所土壌中の放射能調査の結果
http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/dbps_data/_material_/localhost/kankyou-hozen/521000/pdf/dojou_sokutei.pdf


このブログからは、直接行けませんが、2つの調査結果は大変参考になるものです。


横浜市旭区の鶴ヶ峰、秦野市、座間市の一部、小田原市の一部では、セシウムの堆積は認められていないのが確認出来ます。(座間市は知人が個人で測定したもので、上記のURLには掲載されていません)


神奈川県内は、以上の4地域を除くと、ほぼ全域でセシウムは堆積しています。


セシウムが堆積していて、大丈夫なのか?


行政はそれについて、「健康に影響を与えないレベルで問題はない」としか発言していません、


いやいや、そうではなくて、その「問題はない」という、根拠を私達市民は知りたいのです。


そこの、ところのセシウム放つ放射線について、今回は記そうと思います。



放射能の問題になる時に、必ず「ベクレル」と「シーベルト」の2つの用語が出てきますが、この用語の意味は何なのでしょう。

「ベクレル」は、放射性物質が放射線を出す能力のことを言います。

「シーベルト」は、放射線による人体への影響度合いのことを言います。


また、放射能と放射線は、混同しがちですが、全く違った意味あいがあります。

「放射能」は、放射性物質を含んだチリや埃、放射性物質の粒子の事を差します。

「放射線」は、放射性物質から放射される、電磁波等を差します。


放射線の性質として、放射線を放つ物体から、距離が離れれば、離れる程、線量は低下していきます。

例えば、地上1mで0.1マイクロシーベルト/時が計測されると、地上2mでは理屈では1/4の線量の0.025マイクロシーベルト/時となります。
放射線は電磁波の仲間(光の仲間)になり、光は距離の2乗に反比例して減衰し、2乗に比例して面積が大きくなる、逆2乗の法則が働きます。


地上1mで、0.1マイクロシーベルト/時
地上2mで、0.025マイクロシーベルト/時
地上3mで、0.0111マイクロシーベルト/時
地上4mで、0.00625マイクロシーベルト/時


以上は、理屈上での地上からの、放射線量になります。

武田邦彦先生などのブログにて、マンションの高層階は安全という意味は、この逆2乗の法則を根拠としています。
ただ、実際には建物から放出している放射線や、空気中の放射線、樹高のある樹木から放出されている放射線等の影響があり、必ずしも線量の低下が認められるものではありません。



次に放射線の基準値について記します。

現在、ICRPの定めた一般の人が1年間に浴びて良い、放射線量は1ミリシーベルトです。
原発で事故対応をして下さっている方達は、250ミリシーベルト浴びてもOKの許可が出ています。
癌で死亡する確立が上昇するのは、100ミリシーベルトからです。
リンパ球の減少が起こってくるのは、500ミリシーベルトくらいからです。

※原発で働いていて年間5ミリシーベルトを被曝した方が、白血病の労災認定をされています。


1ミリシーベルトは、365日の被曝量ですから、1日にどれくらいの放射線を浴びるのでしょうか?

1ミリシーベルトは、1000マイクロシーベルトになりますので、1000÷365日=2.7397

1日に、2.7397マイクロシーベルトの被曝量になります。


現在、この2.7397マイクロシーベルトという被曝量を、文部化学省は一日を均等に割った数値ではなく、屋外活動8時間、屋内活動16時間という、仕切りの中で時間毎の被曝量を決めて、暫定基準値として学校等の屋外活動の指針としています。


屋外活動8時間の場合、1時間に0.19マイクロシーベルト

屋内活動16時間の場合 1時間に0.076マイクロシーベルト

屋外、屋内ともに2.7397を24時間で均等に割った数字が、0.114マイクロシーベルト/時


で、一番、今問題になっているのが、この指針数値でして、シンチレーション式の線量計で各家庭にて計測すると、屋内で毎時0.8マイクロシーベルトだったり、屋外で0.18マイクロだったりする訳です。


地方自治体の、学校保健課だったり、環境保全課だったり、環境政策課等は、校庭や園庭の放射線量が毎時0.18マイクロを計測した場合、コンマ0.01の違いで土の除染が出来ないのか?機器の誤差数値の範囲ではないのか?、実測で屋内は0.8以上ある家庭が多いのに、どういった対応をとればいいのか?等、暫定基準値の存在自体に困惑している状況です。


24時間を均等に割って、毎時0.114マイクロシーベルトを基準として、例えば前後0.02マイクロシーベルトは、基準値内に入れて、除染をするか否かを住人であったり、施設管理者と相談するような態勢が理想ではないかと考えます。


杓子定規に暫定基準値等という曖昧な基準に縛られていないで、個々の状況に対応した姿勢を地方自治体はとらなければ、この放射能問題と対峙できないと考えます。


事故前の相模原市の自然放射線量は、0.035マイクロシーベルト/時ほどで、年間に換算すると、

306.6マイクロシーベルト/年になり、言い換えると、0.30ミリシーベルト/年。


現状はこの0.30ミリの3倍の1ミリシーベルトの数値を容認するか、しないかの瀬戸際であると言っても過言ではありません。



現在 相模原市では平均的に土から1時間に0.1マイクロシーベルトの放射線が出ています。
しかし、この土を6cm掘れば、0.04マイクロシーベルトまで下がる事は証明されています。

この0.1マイクロを良しとするか、努力して0.04マイクロを目指して良しとするか、自治体と、そこに生活する市民の判断が今 求められています。