Barbicanでラフマ3番 | 日々是好日

新春シャンソンショー(←意味無、リズム的な、語尾上げ)第一弾はバービカンのラフマ3番になりました。


ご親切に前日にバービカンからE MAILが来て、ピアノ奏者が変更になったとのこと。


Sibelius The Dryad
Rachmaninov Piano Concerto No 3
Nielsen Symphony No 3, 'Sinfonia espansiva'

BBC Symphony Orchestra
Sakari Oramo
conductor
Lucy Hall soprano(3曲目)
Marcus Farnsworth baritone(3曲目)
Federico Colli piano

ピンチヒッターのFederico Colliさん。


もともとの人も知らない人だったので別にいいんですけど。


バービカンは、よく言えばモダン建築ゾーンの中、よく言わなければ最寄駅からのアクセスが慣れてないとちょっと迷う中にひっそり存在しています。でも、会場は、安い席でも良く見えて、RFHとかより個人的には好きです。


随分前にチケットを買ったので、すっかりどんな席だか忘れていたのですが、前から3番目でした(£15-+予約FEE£3-の安い席)。去年の辻井氏ラフマ@マンチェスターの時みたいに、奏者の見えない向かって右側なんて絶対ミスしません!


ほぼ満席で開演。


フェデリコさん、お見かけするところ若いのに、ひょうひょうとサララララと難曲を弾いて言って、つい、その指先に釘づけになりました。(フェデリコさん、日本語での記事の言葉の選び方とかなかなか素晴らしいですは、こちら)


激しいラフマ、熱情のラフマ、哀愁と激情のラフマ、ロマンティックなラフマ、いろんな3番を聴いてきましたが、淡泊ってわけじゃないけどサラサラしていて、これはこれで新鮮なラフマでした。


オケも、あーだこーだ言えるスキルは僕に無いのですが、終始安定していて、一部の楽器がフューチャーされるわけでもなく、ピアノとの絡みっぷりというよりは寄り添いっぷりもストレスレスで、そして最後の金管も素晴らしい鳴りっぷりで、なかなかイイなと思いました。


あまりに、安定したサラサララフマ3番だったので、熱演を前にしつつ、つい、余計な妄想に思考がそれてしまいます。


いったいいつピンチヒッターに決まったんだろう?

世の中にそうそう難曲ラフマ3番をひょいひょいスタンバイしているピアニストなんているんだろうか?

もし、ぎりぎりマックスに依頼を受けたとして、ピアニストの苦労もそうだけど、指揮者とかオケの苦労とかはどうなんだろう?

それとも、ピアニストもオケも慣れたもので、ちょっとしたポイントを確認すれば、なんとか形になってしまうものなんだろうか?


ま、ケースバイケース、人それぞれって答が天から降りてきそうですが、

さっぱり分かりません。


そんな妄想癖のせいかのか、楽章ごとに拍手してしまう客層のせいなのか、個人的には先日の辻井氏のラフマ3番が鮮烈過ぎたせいか、ストレスレスではあったのものの、霧の向こうの世界のピアノを見ている気分でした。


気になったのは、たまたまだと信じたいですが、僕の周りの女性客(差別するつもりはないですが、だって、ほんとに女性ばかりだったし)数名が、演奏中始終こそこそ話が止まらなかったこと。演奏中に連れに話さなきゃいけない緊急事項って何なんでしょう?いや、別に今回に限ったことじゃなくて、以前どこかの舞台でも連れの男性にストーリー解説してくれてるお節介夫人とかいたし。


ま、”聴きに来る”というだけじゃなくて、デート的”イベント”としてとらえているなら、その時感じたことを”伝えたい”とか”共感してもらいたい”とかあるんですか、ね。


ナナメ前でも、真横でも、こそこそやっていて、、、もぅ、生卵持ってたらブン投げてやろうかと思いました。


ま、それはさておき、巷で£18-だせばCDだってポンポン買えるのに、生オケみたいな物質的に残らないものに(1人で行ってるから、”イベント”的目的もサラサラ無いし)£18-。あ、日本ではこんな安価では聴けないだろうからもしかしたらセールのおばちゃん感覚的には、得していることもあるのかもしれないし。。。そういう物質的じゃないものに時間とお金を使えて有り難いな、と思いました。


なんて、下世話なことまで妄想できて、暇がつぶれるのだから、やはり、未知の刺激を受けに、たまには街に出るのもいいもの、なんですね。


おまけ:バービカンのポスターに、日本円が?!