まだまだ、シーラーズの話です。
ちなみに、イランの他都市でシーラーズに行ったという話をすると、高打率で「ハーフェズ廟へ行った?サアディー廟行った?(=この2つが一番の見どころだよ)」と聞かれたのですが、
どちらも行きそびれてしまいました。
されど、シーラーズで、個人的に今回の旅行で一番気に入った街でした。もしかしたら、一番最初に訪ねた街としてのインパクトもあったとは思うのですが。でも、なんとなくですが、イラン旅行を大都市テヘランからでは無くて、シーラーズからじわじわとテヘランに向かっていくコースにして良かったなと思っています。
さて、そんなシーラーズでのお気に入り2つのうちのまず1つは、アリーエブネハムゼ聖廟。
ペルセポリスツアーでシーラーズに戻ってきたのが16時頃。アミン氏の車をザンド通りに着く前に途中下車させてもらって、ひとり徒歩で向かってみました。
ローカルな地区に、急に現れる、魅力的デザインのドーム。
他の有料系とは違って無料なのでむしろ入る作法とか分からなくて一瞬躊躇しましたが、ローカルな人の流れに乗って入ってみます。
巨大じゃないけど、小粋な中庭。
イラン以外では今まで見たことの無かった形のドーム。
ほとんどがローカルな人ばかり。
(ムスリム以外は入れないはずの)聖廟に、ここでは入ることができる、と聞いていたので、聖廟入口にいたおじさんに尋ねたところ、「入っていいし、写真を撮ってもいいよ」ときさくな答。
そう言われると、むしろ恐縮してしまうのですが、こんな機会、相当無いので、靴を脱いで粛々と中に入ってみます。
初聖廟内。
中は、クラクラするほどの銀色輝く世界。
ゾーン自体男女別れていて、絨毯の上で、おじさんたちがぽつぽつと”寛いでいます”。
そして、クーラーが効いているんです。
絨毯の上&靴を脱いで&クーラー有りで&祈るだけではなくて、長時間壁に寄りかかって寛いでいるローカルなおじさんもいる空間。
”北風と太陽”じゃないですが、こんなにも門戸を広く受け入れてもらえると、むしろ、祈りの念が沸いてきます。
あ、実際のところ、夜23時発の夜行バスまで時間がたっぷりあるし、宿はチェックアウトしてしまっているし、外は暑いし、日差しはまだまだ強いし、カフェみたいなのは全然見つからないし、、、、と、個人的にとてもありがたい場所でもありました。
中庭に移動して座って、ドームを延々と眺めていたら、
アイスクリームが振る舞われました。
配ってくれたおじさん、”Would you like complimentary icecream?”って、きっと丸暗記な英語なんだろうけど、とてもイイなと思いました。
なんだかかなり浄化した身になって、アリーエプネハムゼ聖廟を後にしました。
ちかくにはローカルな商業店舗通りがあって、そこで買物をしている人々の表情もなんだか晴れやかに見えてしまいました。





