いよいよジャンコクトーの礼拝堂のあるミリラフォレへ挑戦してみます。
朝ごはんは、餅は餅屋パンはパン屋ということで、北駅近くのパン屋さんのカウンターにて焼きたてを。
それにしてもどうして、こんなに美味しいんだろうっていうと変ですけど、フランスのパンはやはり何かが違う気がします。
モビリスを購入して、RER D線でMAISSEへ向かいます。
いちいち、いろんなところがお洒落で、もう、目のやり場に困ります。
と思ったら、いきなり想定していた電車がさりげなく突然運休に、、、1時間に1本な感じだったので、かなりがっくりな1発目ですが、しかたない、適当にポンピドゥーの外観とかを眺めながら時間をつぶします。
で、1時間20分ほどで、Maisse駅に到着。
想定内ではありますが、駅のまわりは何もありません。Maisse駅からミリラフォレへのシャトルもあるようなのですが、事前にWEBで調べた時は、午前中にミリラフォレ→Maisse、夕方にMaisse→ミリラフォレと、まさに通勤用パターンだけでした。
というわけで、駅前に1軒だけあるという宿兼カフェに入ってみて、タクシーを呼んでもらうよう頼んでみます。。。。ってか、宿のオネイサン、、、かなり腰が重くて(そんなに客が訪ねてくる風でもないのに)、
「携帯持ってないの?」とかしぶります。
ってか、地元タクシー会社の番号知らないし、タクシー手配するほど仏語話せないし、、、
で、しぶりしぶりながら、電話してもらうと、、、「今日はタクシー無い」とのこと。
!!!ってか、わざわざタクシーがありそうな平日を選んでここまで来たのに、、、タクシー会社がタクシー出さないって、、、何?ってか、ジャンコクトー絡みでいちおう観光資源だろうに、パリからわずか1時間20分しか離れていないこの土地で、この、全然、やる気無さって、何。。。。
なんて言っていても仕方ありません。
ミリラフォレまでは1本道というのは事前に調べていたので、こうなったら歩きます。もしかしたら、ヒッチハイクにも挑戦してみます、やったことないけど。
ってか、1本道って言っても、舗装された道路で、車の数は少ないんですけど、やってくる車は結構ダンプ。。。
歩道らしい歩道も余りなくて、ダンプが飛ばす脇を冷や冷やと人間が歩いている、そんな絵。
しかも、この道はいつか来た、、、ことのない道。いつ着くかも分からないし、なにが目印かも分からない。そういう道って、かなり長く感じます。でも、歩きます。
ダンプに追い越されるたびに、「ダンプ松本の相方って誰だったっけ?あの、ゴルフとかに挑戦したり、ダイエットしたりした人」なんて自問自答して、結局答がでなかったりしていたら、結構暇がつぶれました。(ちなみに答は、ブル中野)
1回だけ、反対側から人とすれ違いました。声をかけてみたのですが、スペイン語の女性だったので、全然通じず、とりあえずミリラフォレの方向が正しいことだけ念力で通じ合えました。
と、急に、開けたかと思ったら、カルフール登場。
朝はパンだったので、ここらでおやつ、と寄ってみます。ってか、人が住んでる気配の無い地帯にカルフール。
でも、中にポツポツお客が。
KAKIに和み。
で、バナナとか選んでレジに持って行くと、これまた、なんだか売ってくれない風。レジのおばさまが近くのオニイサンを呼んでくれて、”英語”で説明してくれたところ、どうやら仏では、まず計量してからレジに持って行くんだそうで。(英では、レジで測ります) こんな微妙な立地に現れた日本人にこれまた甲斐甲斐しく親切に対応してくれて、なんだか自分の中のフランス人に対するイメージがことごとくひっくり返っていきます。もっとイヂワルなはずなのに、、、
さて、またまた、未知の道へ。
1時間半ほど歩いた頃、ミリラフォレの看板に遭遇。ここが、ミリラフォレのどの位置なのかも分からなかったのですが、ヨレヨレになりつつさらに道のミリラフォレを歩きます。何か、教会とか、目印、目印、と探しながら。。。。
と、幸運にも、教会っぽいもの(郊外の街はこんな感じなのでありがたいです)がホントに登場して、なんとなく東西南北関係を把握。
昔の市場跡とかあったり、簡単ながらツーリストインフォセンターとかもありました。
で、まずランチ。
もぅ、サーモンしかないよ、といわれたのですが、やはり美味しかったです。ワイン飲んで、パテ食べて、メイン食べて、デザートの代わりにチーズ選んで、カフェ飲んで。。。和み。
ふと周りを見ると、観光客っぽい人は全然いない代わりに、現地の肉体労働者風なおじさんたちもランチしていて、ワイン飲んで、デザート食べて、そして、カフェ飲んで、笑って、会話して、しっかりランチタイムしていました。
なんか、文化だな、って思いました。彼らにとっては普通のことなんでしょうけど。
昔、インドのとある道の看板で、「食べたものがあなたを作ります」みたいなのを見かけたことがあるのですが、
こういうのって、イイなって思いました。
ちょうど日本のニュースで、国会に吉野家が出来たとか騒いでいた時期で、それって、ぜんぜんだいじょばないんじゃないかって、遠いミリラフォレで察したりしました。
なんだか素朴なんだけどでも何も無い住宅街ではなくてそれなりに歴史的なものが点在する街並みを気持ちよく歩いて、辿り着くは、ジャンコクトーの礼拝堂。薔薇の名前もジャンコクトー。
ハーブ園に囲まれた中にひっそりと建つ礼拝堂。入口に小さいインフォセンターがありお土産物とかもあるのですが敷地に入ればかなり静寂で地味な土地。
ネコかわいい!
だったんですけど、
礼拝堂に一歩入ったら、
そこは、
愛の世界でした。
自分で言うのも何なんですけど、温かい光あふれる別世界。
気の利いた照明に浮かび上がる館内には、壁面中にハーブやら花やらの絵が溢れます。そして、ジャンコクトーのパートナーだったというジャンマレのアナウンス。
なんということでしょう。
なんなんでしょう。
正直、ジャンコクトーについてはそれほど興味も無く、特別惹かれるところも無かったのですが、この世界観というか、静かなる力みたいのに、圧倒されました。なんだけれど、温かい空気感。
昔、明石家さんまが「幸せって何だっけ何だっけ」って歌っていましたが、いやいや、ほんと、
「愛、って何でしたっけ?」と問われるような愛に溢れる世界がめくるめきます。
ポツポツ訪問者はいるものの、そんなのお構いなしに独り静かに高揚して、来た道を戻りました。
そして、向かうは、ジャンコクトーの家(資料館)。
これまた、かなり見応えのある館でした。
個人的に気に入ったのは、このロープで作った頭。
これが、ぐるぐる回転して、そこに光をあてることで、影も楽しめる。これ、かなり、イイです。
ゆっくりじっくり館内を回りきる頃には、雨が降ってきたので、そのまま、レセプションのおばさまにタクシーを
呼んでもらいました。(ここでは、すぐに手配できました)
大雨のなか、タクシーでMaisse駅までは15分足らず。。。あの未知の道時間はなんだったんだろう。。。
でも、電車の時間には間に合わず再び例の宿のカフェでお茶して時間をつぶすことに。
基本、カフェのお客としての僕には甲斐甲斐しい、さっきのオネイサン。。。
すっかり日が沈んだパリですが、せっかくなのでノートルダムとか冷やかして、つい足がむいてしまうのは
カルチェラタン。
昼にしっかり食べてしまったので、なにか軽くつまめたら、、、と敢えて不思議な和食レストランに挑戦。
期待通り、味噌の無いマッシュルーム汁とか、チーズを薄切り肉で巻いて串に刺したのとか(当然、チーズがとけてヨレヨレ)、超次元のヘンテコ和食に出会えて、、、、和みました。
でも、結構混んでいたし、現地仏人は、これをホントに和食って信じてしまうんだろうか???どうでもいいけど。
そして、雨上がりの方が、なにかと道がキレイになっていて美しい夜の北駅に帰って来ました。































