Singing in the rain | 日々是好日

ずっと気になっていたミュージカルSinging in the rainへ行ってきました。


ロイヤルオペラ元プリンシパルの、そして、映画リトルダンサーの最後にでてきた、あのアダムクーパーが主演をやっているミュージカル。ずっと、ディスカウントチケットをウォッチしてきたのですが、なかなか出てこない。まだまだ粘ってみるか、と思っていたところ、正規ウェブサイトに、DAY SEAT £25-の案内を見つけました。


DAY SEAT:当日、朝10時から、劇場にて売り出される、数限定チケット


昔、Billy ElliotをDAY SEATで観た時に、値段の割にはかなり良かった記憶があるので、その記憶再びと、いざウエストエンドへ。


朝10時、眠たそうなBox officeのおじさんから、「DAY SEATはresticted viesだよ」とぶっきらぼうに。前から3列目、一番左側。う~む、、、、でも、前から3列目、、、雨が売りのステージだから、前方席というのは魅力的。数秒迷ったものの、購入することに。


そして、朝10時から、夜7時半の開演まで、いったん自宅へ戻るのも何なので、延々と冬のロンドン市内で時間を潰すことに。。。。


夜の舞台を見るには、あまり歩き疲れたくもない。

暖のとれる美術館はたいてい午後5時に閉館し、そこから7時半までの空白の時間をどうやって時間を潰すか。。。。などなど考えながら、いざ、劇場へ。


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相変わらず、ほぼ満席でした。。。


実は、映画版も観たことが無く、ざっとあらすじをチェックしただけでの参戦です。


っていうか、、、、

かなりなrestricted view席でした。。。


このミュージカル、舞台奥にある巨大スクリーンの映像がストーリー展開的に重要だと思うのですが、それが半分以上、見えない。。。


ん?そういえば、最前列下にあるはずの生演奏ゾーンが無い。その代りに、実は、舞台奥の上方に生演奏っ軍団が位置している、、、というのも、舞台後半まで気付けない、、、、座席位置でした。


されど、演者が間近に迫って歌い踊るのを体感できるのは素晴らしいものです。


そして、圧巻は、やはり、雨。


こんなり、スムースに、しかし大量に、機能する、雨装置、それ自体に、口を開けて感動しました。


まるで、大昔観た、ディズニーランドの魅惑のチキルーム以来の感動です。


そして、舞台に溜まった水をバシャバシャ蹴散らし、前方客席に浴びせかけて、浴びせかけられて、キャァキャァな展開。それも、堅実に、確実に、そしてスマートに展開していきます。


それにしても、(ストーリーを知らない僕の視線ですが)とても独特なミュージカルだと思います。

きっと、客席の99.9%が、あの、有名な”I'm singing in the rain♪”という歌を知っていて、いつ出てくるかいつ出てくるかと待ち構えている。すごい待ち構えているんだけど、そこは山場なわけで、よくよく考えると、かなりシンプルなストーリー。


引っ張って、引っ張って、引っ張ったあげくに、やっとこ例のシーンが登場して、そして、粛々とエンディングに向かっていく。映画版や原作がどう違うのかは分からないのですが、こんなに薄いストーリーをよくもまぁこれだけ膨らませたものだ、と感じました。


そして、個人的には、LINA(いわゆるヒール役)が好感でした。


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どんなにbitchでも、やはりLINAは主役を張る女優だと”個人的に”感じました。

どんなに歌が上手くても、やはりキャシーは脇相当だと”個人的に”感じました。


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なのに、最後、男どもはそろいに揃ってキャシー側について、LINAを貶める。そんな展開に、居心地の悪さを感じるのは、時代が変わったからなのでしょうか。

きっと、そんな見方をしている僕が歪んでいる気もしないでもないのですが。。。


そして、もっと、気になったこと。


アダムクーパーさん。踊りはもちろん、意外な程、歌も歌えて、堂々として、ある種の安定感すら感じさせます。全然、減点できません。


でも、


なのに、なぜか、輝き感を察しませんでした。


なんでなんだろう???


あれだけバレエ界で頂点に立ってしまうと、どうしても、”アダムクーパーの”Singing in the rainと、枕詞がついてしまいます。そして、だからこそ、僕も観に行ったのですが。


でも、なんだか、「あぁ、こういう風になってしまうものなのかなぁ」と思いました。


何も減点できないのに、なんだか、なにかが、ぼんやりひっかかる。


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でも、アンドリューライト氏の振付もみどころが多くて、ほんとに、観ていて楽しいミュージカルなんです。雨設備も素晴らしいのです。でも、、、、、というのが最後にひっかかるのが何故なのか、しばらく考えてみようと思います。


あぁ、でも、そう、アリえる、余韻でした。