急にチケットを入手できたので、行ってきました。
場所は、カムデンロックの近くのroundhouse。19時開場、20時開演とのこと。
カムデンロックのYum Cha Silks & Spice (月、火、水は17時以降飲茶半額!)で腹ごしらえをして、19時過ぎに向かうと、すでに、かなりな行列が。
※布袋寅泰氏の楽曲については何も知らないので、以下、全て、勝手な感想文的内容になりますので、あしからず※
BOOWY時代すでに学生でしたが、何故か、全く記憶がありません。荻野目洋子とかは鮮明に覚えているのですが。そんなある意味場違いな僕が、2時間ライブ、それもスタンディングに耐えられるのだろうか、周りのお客さんから激しく浮くのではないか、、、
なんて心配は杞憂と思われるほど、バラエティ豊かな行列客。。。
家族連れ、仕事上がりでスーツのおじさん、BOOWY時代既に成人していたと思われるおばさま、、、、とりあえず和物催事に現れてしまう着物を着た客はみかけませんでしたが、布袋氏の日本での主要客層が全く想像できない行列客。。いや、その方が、僕も、まぎれられて、ありがたいっちゃあありがたいのですが。
さて、館内。
グローブ座に天井をつけたような、円形の会場に、(2階追加料金ゾーンには椅子があるものの、1階フロアーには椅子が無いので)人々が、、、立っています。というか、寄りかかれる壁や棒や板があるところには、すでに場所キープされていました。意外だったのは、集う中心年齢層が30代後半(?)の常識ある社会人が多いようで、床にしゃがんでいる人が全くいませんでした。
フロアーの端には、パブスタイルのお酒販売所もあり、手にビールをもって開演を待つ風景は意外とリラックスしたものでした。(って、こういうGIGに来たのが初めてなので、なんでもかんでも”意外”なんですけど)
さて、20時になっても始まる気配が無く、もしかして前座があるのか、あれば誰なのか、そんなことより既に40分位立ち話をしていて、スタンディングの体力ポインツが持つのかどうか、、、不安がよぎります。
ちなみに、お客の8割は日本人、でも意外とウエスタンの若者とか、布袋Tシャツを着た熱心そうなおじさんとかもいました。
で、開演。
いきなり凄い音量で、ドラムの人もロケットスタート並みのハイエナジーで叩きはじめます。
最後のメンバー紹介で分かったのですが、終始激しい叩きを持続していたドラムの人も、重たそうなベースをひょうひょうと駆使していたチャイナドレスの女性も、遠くて良く見えなかったけれどキーボード担当の男性もみな日本人でした。バンドの人と、ベースの人は、その秀でた体力持続力からもしかしたら親日的な外国人かと思っていたので、ちょっと驚きました。
ファンの方には申し訳ないのですが、知っているオリジナル楽曲はありませんでした。バンビーナという楽曲は、高校野球の応援ソングで昔耳にしたような記憶が、、、
あいにく、洋楽も詳しくないので、あれなのですが、Born to be wildは知っていました。あと、デビッドボウイの楽曲も演奏していたようです。
そんな、何も知らぬ存ぜぬの僕ではありますが、意外なことに、
終始、全く不快な音がありませんでした。
桑田佳祐氏の以上に日本語も聞き取れなかったのですが、そのメロディアスなメロディーと、メロディーを邪魔しない歌詞の絡み感、そして、布袋氏の安定した歌唱に、気分が高揚しました。
一緒にライブを聴いていた人に言われたのですが、「まるでCDを聴いているかのような、レベルの高いパフォーマンス」だそうです。確かに、目の前には4人の演奏者しかいないのに、かなり厚みのあるしっかりとした演奏、なうえに、終始安心して聞き惚れられる安定感。詳しいことは分かりませんが、確かに、ライブならありえそうな、ヒヤッとした感とか、流れにまかせてのごまかし感みたいなのが全くありませんでした。
ふと、「なんか、クラシック界で例えるなら、去年聴いた、アンネゾフィムターみたいだな」と思いました。変なたとえではありますが、ムターも、舞台上では圧倒的な存在感と安定感。技術も素晴らしいし、なんだか名声をこれから得たい若手のような勇み足感とか全然無いし、でもヨボヨボ感も全くない、油がのっているのに、なにか人間としてコントロール感のあるような感じ、、、。
さらに、布袋氏については、(これまた勝手な感想ですが)、UKで評価されている日本人アーティストにありがちな、”でも、実は、凄い技術力もあるんです”という精巧感も察するし、かつ、いきなり尺八や太鼓といった未知のオリエンタル感にすがらないと同時に、単なるウエスタンの追っかけでもない、という絶妙なオリジナル感が好感でした。
こういうライブをロックと呼ぶのかどうかも分からないのですが、すごく緻密にコントロールされ、実際ライブ中でも布袋氏もコントロールしていた、とても良くできた舞台だったと思いました。
もしかしたら、この年齢層のライブって、結構、イイのかも。
もちろん、ライブというのはいろいろで、そこに”ハプニング”的なものを求めるのもアリだと思います。何かを”伝えたい”という熱情に浮かされた若者の叫びに集うのもアリだと思います。
でも、こういうライブというのも、アリだと思いました。
布袋氏については何も知らず、BOOWYについても知らなかったのですが、ちょっと検索してみたら、布袋氏はプロデュース的な視点も備えているようで。
技量もある、歌唱もできる、キャッチーなメロディーを自ら作り出すこともできる、プロデュース的な視点もある、人として家庭もある、、、、、今まで知らなかったけれど、面白い存在だと思いました。
ひとつだけ、、、今の布袋氏にあったらイイななもの。それは、呼びかけ声かな、と思いました。
客層も礼儀正しい中年層が多い中、「ほてい~」とか「ほていさ~ん」と時々周りに遠慮がちに掛け声がかかっていました。それはそれで、いいんですけど、なんか、苗字~って感じだと、「加藤~」「山田~」ってな響きもあって、なんだか本人どんな感じに受け取るんだろうとヤキモキします。
「ほていさ~ん」というのも、黄色い声なら可愛いのかもしれないですが、熟年層から飛んでくると、病院の順番待ちのようでもあります。でも、なんか、激励関係の掛け声したくなる気分も分かります。そんなとき、布袋氏には、どんな掛け声がいいのでしょう?
UKで仕事をしていくなら、ウエスタンからの呼ばれ方も、HOTEIもあれだし、TOMOYASUは長いし、、、きっと何かあった方がいいかも、と余計な妄想を膨らませながら会場を後にしました。
なにはともあれ、
布袋氏、びっくりするほど、かっこよかったです!






