なんだかこの頃、午前中とても天気が良くて雨なんてありえなさげのに、午後になるとやはり降られるような気が。今のところ、プロパーな傘は購入しないでいる記録は更新中ですが。
さて、そんな雨の中、行ってきましたPetersham villege open gardens。
リッチモンドパークの近くにPetershamという地区があり(そこには、かなり素敵なPetersham nurseriesという苗木屋件カフェもあります)、その地区の13の家が庭を公開するという企画。ちなみに£10-。
リッチモンドパークまでは家からバス1本で行ける(意外と時間はかかるけれど)身近なところ。とはいえ、今日は、Westminster界隈でロンドンマラソンを一瞬観てから向かったところ、地下鉄District lineの一部が運休で代替バス。バスに揺られているうちに雨が降り出し、着けば既に16時近く。夏時間のおかげで、明るさ的には大丈夫なのですが、18時終了企画なので、17時過ぎると各庭の受付担当者も閉店モードな香りが、、、。
とはいえ、年に1度(たぶん)の特別企画&未体験世界。カメラ片手に12の庭を徹底的に周りまくりました。っていうか、たぶんどの家も今、人が普通に住んでいるところだと思うのですが、そんな状況の中を、土足でワシワシ庭の隅々まで観て、撮って、歩く、っていう企画、、、なんだか、かなり違和感度高いです。
さて、いきなり入るは、17世紀に建てられたというMontrose house。
広い芝生、と思いきやサッカーゴールとかあるし、建物も立派なら、なんと室内プール(ガラス壁越しに見えました)、庭には銅像やら、象のオブジェやら、廃墟風な煉瓦の壁やらが、延び延びと配置されています。
その後も、例え入口は狭くても、奥に想像を超越する広さの庭が広がっている物件(?)が連発します。
たぶん、庭業界にも流行りとか掟とかありそうで、いろいろ手をかけた部分があるかと思えば、一方、ずずずっと広い緑の芝生が広がるゾーンとかもあり飽きさせません。東屋があったり、苗木を育てるガラスの小屋があったり、ベンチや、ブランコとかもあったりして、決して見せつけるだけの庭ではなくて、毎日何か生活に絡んでいる風もきっちりします。
最初の数件は、自分のDNAに縁のなかった英国一般(とはいえ公開する価値のあるらしい)庭にいちいち興味をそそられましたが、しだいに、”日本人旅行者が外国のお城の中を見学しているかのような”=どれも凄いんだろうけれど、その凄さに麻痺してしまい→スタンプラリーのように、はぃはぃ次はこれを”見”なくちゃ、なモードに浸かってしまいました。
それにしても、この区域。セレブが競って家を持ちたがるようなところでは無いと(イメージ)思うのですが、(道に面した入口からは想像できないくらいの)かなり立派な豪邸が沢山あります。ある(公開されていた)家なんて、庭に面した家部分がほとんどガラスで中が丸見え。お洒落なリビング、お洒落なキッチン、お洒落な白い犬、お洒落に料理する男性、、、、今日の公開日に、庭を観に来た人々に家の中まで覗きこまれることを承知したかのような、お洒落なアイテムが至るところに飾られた、、、、庶民からみたら、「掃除が大変そう」としか思えない家。なんだかコメディのようでした。
さて、途中、Village hallには、お茶とケーキの屋台が。地元民によるバザー的な雰囲気は、日本人の僕にとって、なんだか異文化体験的にとても面白かったです。でも、その時気付いたのですが、やはりこのイベントにも、独りで来ている人はいない、、、っぽかったです。ま、いいですけど。
ほんとに、どの庭も、ザ英国っていう圧力感は無いのですが、いろいろと手をかけられているのが伝わってきて、(KEWガーデンとか、ロイヤル系の庭とかとはまた全然違って)面白かったです。個人的には、人造的な作り込み感が無ければ無いほど好感度が上がりました(きっと、そういうのもかなり作り込んでいるとは思うのですが)。
そんなほのぼのと英国の地元パワーを堪能していて、たどり着いたスタンプラリー最後のRose bank。ここも、入口は小さくて、庭への小路ものんびりした雰囲気だったのですが、、、、
きちんとした苗木小屋があったかと思えば、かなりアイデアを生かしたオブジェが点在し、奥へ進むと、ローマかギリシアのような壁と柱が現れ、向きを変えたらモネのジヴェルニーもびっくりのりっぱな池と木々が現れ、なんだか度胆を抜かれました。道なりに進んでいくと、
屋敷に着いたのですが、そこにも趣味のよい花壇があり、その奥にはまるで松田聖子の秘密の花園をくちづさまずにはいられないかのような、秘密の子庭(?)がありました。
そして、土足でワシワシ歩き回る見学者たちの屋敷の関係者と思われるおじさんへの会話&質問も、「このバラの苗木の種類は何?」「〇〇です」「あぁやっぱり」みたいな、見せる方もアレなら見に来る方もアレな、大した立派感でした。
でも、こういう企画ってやはり凄いです。成立しているところが、素晴らしいと思います。
たぶん僕だけなのかもしれません。強烈な庶民感覚を体感させられて、かつ他人の庭を土足で覗き見ているかのようなソワソワ感に浸っていたのは。でも、それを正当化し後押ししてくれたのは、”スタンプラリー”的全部制覇への義務感でした。
いろんな面で、草の根的異文化感を味わえて良かったですし、やはりフランス式よりは英国式の庭の方が、自分の好みなんだと改めて思えました。ま、豪邸&巨大な庭は、掃除や手入れが大変そうな余韻ばかりが残りますが、されど、庭の手入れ(除:虫の手入れ)で日々暮らせたら、それはそれで楽しそうにも思えたひとときでした。









