いつもありがとうございます。ヒロ之丞です。
遅ればせながら、Bluetoothを試してみたくなったのである。
音質を考えたら、ワイヤレスなんて言語道断。
Bluetoothで電磁波の被ばく量を増やしてどうする、と息巻いていたのだが、
まあ、ものは試しで、体験してから物申そうと思った。
ずいぶん前にGrado GT220は購入していたのだけど、放置していた。
Bluetoothのレシーバーも入手したので、ぼちぼち聴き始めた。
Senheiserのほうは、数日前に入手。ペアリング~音出しまでが大変だった。
やけに音量が小さいのでボリュームを上げて聴いた。
「信じられないぐらい間抜けな音で鳴ってやがる。壊れてる?」と思ってしばらく聴いてたら、
実際はイヤホンから音が出ておらず、iPhone本体から大音量で鳴っているという失態を演じた。
何とかペアリング~音出しまでしたところ、至極まともな音で鳴った。
最初、誤ってiPhone本体のスピーカーで鳴っていた音より全然いい。
本体スピーカーの音がひどかったのは、TW2で耳栓して鳴らしてたからかな?(恥)
聴いた感想は、有線のタッチノイズがないのは、
やはりストレスがなくてよい。
TW2のノイズキャンセリングは試していないが、
ピラミッドバランスで安心して聴ける音。さすがゼンハイザー。
GradoもPS1000のような、高中低どの音域でも美音を奏でる「アメリカンロックの神」ではなく、
大衆がスマホで音を雑に消費する感じの音。
要は安かろう悪かろうな、チープな音だ(価格は安くない)。
ざっくり言うと、ゼンハイザーをBassブーストしたみたいな音ではあるけど、
低音の違いが判るロックンローラーには、おそらく物足りない音だろう。
たしかにベースとかの低音の量は多いけど、多いだけで質はボワついてる。
力任せのドンシャリ的な印象。
全体的に、TW2より若干ノイジーに感じる。
エージング足りてないからかな?
何だか知らんが、GT220は接続と同時にボリュームがどんどん上がっていき、
耳が破壊されるという事案が頻発した。
Gradoは、ワイヤレスの技術がまだ未熟なのかもしれない。
標準で強力にイコライザーかけたようなチューニングにも疑問を感じる。
これが激安の中華イヤホンだったら苦笑して終わるところだが、
天下のGradoがこれでは納得しかねる。今後に期待したい。
Bluetoothワイヤレスは他にNobleとかも出してるけど、
Wizardの音作りはどうも俺の好みではないので聴いていない。
人におすすめするとしたら、10人中8人はTW2で満足すると思うけど、
それでしっくりこない低音派には、GT220も聴いてみたら?と言っておく。
ただしGT220は、相当なじゃじゃ馬である。
辛抱強く調教が必要。
イヤーピースを吟味したほうがいいと思う。
spinfitなら、軸が長いものを選んだほうがいいのではないか。
P.S.
「もうGT220は売ろう」と思い立ち、最後に武士の情けで聴いた。
ところが昨日と打って変わって、低音の主張すくなく優等生な音だった(笑)。
なぜだ?
そんなことってある?
いやいやいや、昨日は本当にひどい音だったんだって!!
どうか信じてください!!
昨日はiPhoneとペアリングして、QfileというQNAPのファイル管理ソフトからflacファイルを再生した。
今日は同じファイルを再生したのだけど、Windowsとペアリングして、同じファイルをfoobar2000で再生した。
上でGradoを酷評したが、ごめんなさいGradoのせいじゃありませんでした(涙)。
TW2よりむしろ低音は控えめで、トランスペアレントな音です(滝汗)。
昨日はBassブーストとか書いたような気がするけど、
全然そんなイヤホンじゃありませんでした。
どちらかというと、中高音の艶に強みがあるように聞こえる。
むしろBass Headは買っちゃダメな系統(号泣)。
昨日と違うところがあると言えば、上記のペアリング対象と、
イヤーピースspinfitの軸を長くしただけ(CP360 → CP100)。
それなのに、ああそれなのに、今は朗々と鳴っている。
朗々とね。
大騒ぎした挙句、実際はローテクな俺が迷惑な老害だっただけ、
という顛末に終わった。
GT220は売りません。
ええ、売りませんとも!!
P.S.2
あらためて、iPhoneとペアリングして、Qfileでflacファイルを開いて再生した。
やはりボワボワのシャリシャリだった…。
そして音量調節のステップが大きく、最小音量にしても結構爆音。
でも昨日よりはだいぶんノイジーでなくなってる気が…。
Windowsでのfoobar2000による再生には及ばないんだけど。
これはiPhoneのせいなのか、QNAPのせいなのか…。
犯人はiPhoneのflac再生アプリ?Bluetoothのコーデック?
そういえば、iPhoneってflacの再生できないんじゃなかったっけ?
ということは、誰がflac鳴らしてたんだ?
そもそもBluetooth再生のDACってどうなってんだ?
諦めきれず、iPhoneにもfoobar2000 mobileを入れ、
TuneFusionでQNAPの曲を同期して聴いてみたけど、粗さが取り切れない…。
少なくとも、ずっと聴いていたいと思えるレベルの音質ではなかった。
これはコーデックがaptXではなくAACだから?
Bluetooth、敷居が高いぜ…。