いつもありがとうございます。ヒロ之丞です。
 
中古の出物があり、U-AUDIOで強力にプッシュされていたので買ってみた。
定価は80,000円くらいだったと思うが、それだけ出しても惜しくない音と感じた。
 
脚色(艶)があるのだけれど、わざとらしさがない。
無味乾燥よりは、若干の色気があるほうがよっぽどいい。
 
最近はインフラノイズのDAC-1を使っていたのだが、それよりも演出がある(音が濃い)。
これ以上の演出があると、すぐに飽きるギリギリの、絶妙なレベルかと思う。
 
マッシブな厚みは確保した上で、ハイファイ。
 
自分は薄い音が嫌いで、反ハイレゾ派。DACチップは一昔前のモデルでも全然いい。
DDCでしっかり整えられれば、DACは一昔前のものでも全然いけるのだ。
 
dcsとかのハイエンドDACは聴いたことがないのだが、これまで聴いてきた
DACの中では、自分の好みからいうと、かなり上位に食い込んでくる。
 
DACは技術革新の影響をもろに受けるので、次々と新モデルが登場する。
中華など最新DACチップへの対応が早いが、信頼性とのかねあいで、欲しいモデルが意外と見つからない。
 
DACはそうだし、DDCとなると、ますますその傾向が強くなる。
ロック外れなどが頻発するようでは、基本性能を満たしているとはいえない。
そんな中、MERIDIANというメーカー(イギリス)は、注目していいと思う。
国内のスペック偏重の無味乾燥、あるいは過度のファニーな音作りよりは、中華の素朴な音がまし。
 
MERIDIANのは、まともに音楽性を感じさせて、満足度が高い。
 
ESS系とか他のDACは、とかく細部を強調しすぎるというか、背景の音が自己主張しすぎ、
圧倒的な情報量でにぎやかだけど、音楽としてのまとまりが感じられないことが多い。
 
ポイントは、メリハリとして中音重視。これである。