いつもありがとうございます。ヒロ之丞です。

ひと月ほど前、サンバレーにSV-P1616Dを送り、修理を依頼した。
片側のチャンネルから音が出なくなったためである。

それが終わり、戻ってきた。
いまは特に不具合なく鳴っている。

良心的な価格でやってくれたので、出してよかったと思っている。
原因は、「ハンダ付けで、ハンダが十分に流れていない箇所が散見され、修正した」とのこと。

他に「カップリングコンデンサのハンダ付け忘れ」とあったが、これは交換を考えてわざとそうしていた。
おそらく移動中に、外れたのだろう。

他にも「ネジ締めが全体的に緩く、増し締めを行った」等、通信講座で添削指導を受けたような気分だ。
自作は孤独な作業だが、こうして完成後にフィードバックをもらえると、励みになる。

いままで出力管はEL34を挿していたのだが、ためしにKT66にしてみた。
悪くない。EL34より、鳴りっぷりがいい気がする。

トランペットは、KT66のほうがリアルに鳴っているように思う。
その代わり、電子楽器系はわざとらしさが目立つ音に感じる。スピーカーにもよるかな。

SV-P1616Dが不在の間は、小坂井電子のEL34PPとKTエレクトロニクスのHK-31(KT150PP)を使っていたが、
久しぶりにP1616Dを聴いて、上記の二者に劣るかといえば、そんなこともない。特に不満を感じない。

出力トランスは非公開だが、そこそこいいものを使っているのではないか。
端正な橋本トランスよりは、ファンキーなタンゴトランスっぽい音であり、俺の好みだ。

小坂井電子のWE310ラインアンププリのせいで、最近ガサゴソ言い出した。
これは自分でハンダ付けをしたものではないので、そろそろ球の交換時期なのだろう。

P.S.
経験のため、FETドライブのシングルアンプを購入するつもりだったが、保留。
パワーアンプ3台でも十分すぎる。P1616Dはコンパチで楽しめるし、やはりPPが好きだ。

その代わりと言ってはなんだが、スピーカーキットに手を出してしまった。
フルレンジでもよかったが、いずれ低音の沈み込みに不満が出るのは明らかなので、2ウェイで。

エンクロージャーもMDFではなく、ウォールナットで本格的にやる。SP25を超えるものを。
とはいえ、例によって工作音痴なので、基本は人まかせ。SP25の1.5倍くらいのサイズのバスレフ。

本当は密閉型がよかったが、ショップの人にバスレフを強くすすめられたので、それに従った。
低音がボワボワしたら、SP25のようにスポンジで対処しようと思う。

こういうのは構想段階が一番楽しい。夢をカタチにする気分が味わえるからだ。
けど自分で設計できるはずもなく、クロスオーバーネットワークとかは完成品を。あくまで疑似体験。