いつもありがとうございます。ヒロ之丞です。
つい先日まで、ハイエンドボリュームコントローラーを絶賛していた俺だったが、
捨てた(笑)。
プリKSL一台の、ノーマルな音が素晴らしい。
ハイエンドボリュームコントローラーが、というかプリ二台直列が、いかに音を痩せさせるかを痛感した。
いや、もはや音が痩せるというレベルではなく、かなりの音が消失していた。
これは本当に驚くべき事実だった。やはりセオリー無視というのはとんでもない間違いを犯すものである。
これだけの音を失っていたとは、大いなる機会損失であった。
三度の飯より大好きなレンジが狭くなるのもいただけない。
言うまでもないが、ハイエンドボリュームコントローラーがダメなのではない。
これ単体、パッシブプリとして使用では、やはり素晴らしい音がすると思う。要は使い方。
自分の毀誉褒貶が激しいのは、それだけ思い入れがあったアイテムだけである。
それまで溺愛していたアイテムが嫌になると、突然に袈裟まで憎くなるのである(笑)。
SV-P1616Dの足回りは真鍮インシュレーター(大)に交換。
ゴム足より低音の量感が少なくなったが、残響が滲まなくなったのでよしとする。
CAT、EAR、COUNTERPOINT、OCTAVE…。
これら定評ある真空管プリを検討していたのだが、自分の志向とはベクトルが違う気がする。
歪まないHI-FIな音を求めてハイエンドに行くなら、それでいいんだけど。
自分は真空管アンプに、気持ちの良い歪みを求めているのだ。
自分の気に入る音は、必ずしも高級機ではない。
SV-91BよりSV-P1616Dが好みである点からも明らかである。
「安い耳」と笑わば笑え(笑)。
そんなことで見栄を張っても仕方がないのである。
また、真空管プリを噛ませることでレンジが狭くなっては意味がない。
せっかくPPパワーでワイドレンジを達成しているので。
そう考えると、現状のままKSLをプリにしておくのが賢明ということかもしれない。
ヴィンテージのMCINTOSH C22等には興味あるが、メンテナンスが心配。
となると、お手軽サンバレーとなる。
一応候補となるのは、SV-722(C22タイプ)になるが。
SV-192PROは機能が冗長だし、SV-722のフォノEQもいらないので、悩む。
使用しない機能のために、無駄な電力が消費されたり、真空管を消耗するのは耐えがたい。
レプリカでなく本物でいえば、MARANTZ #7よりはC22が合っていそうな気がする。
本家C22はオリジナルよりレプリカ、復刻版かなあ。もし入手するとしたら。
phonoに定評がある、とか魅力の大半はphonoにあるとか評価されているならば、即切り(笑)。
レコード聴かないから宝の持ち腐れだもの。
キットで言えば、オーディオ専科のP-102Aとかアドバンスの08T-EQか。
フォノが不要の件はこちらも同様だし、トーンコントロール?そういうガラじゃないぜ(笑)。
せっかくならもっとマニアックなものが欲しい。ビビッとくるやつ。
PPでトランス出力のプリとか。そんなプリは存在しない!と言われそうだが、実はある。
いずれにせよ、いまは先立つものがない…。いよいよ貯金が尽きた(苦笑)。
このままでは家賃も払えなくなりそうなので、当面は散財自粛。
その間、ハードについての勉強をしたいと思う。
ネット通販に忙しく、たまりにたまった本(真空管関係)を読む時間がなかった。