いつもありがとうございます。ヒロ之丞です。

SOFTONE MODEL7
ソフトンのEL34PP。ボリュームはついてない。

入力は、バランス接続とアンバランス接続がある。
聞き比べたが、圧倒的にバランスのほうがS/N、解像度ともいい。

我が家の環境では、アンバランス接続では高音のノイズが入り、聴いていられない。
バランス接続でもこのノイズは多少ある。低い音ではないので、耳につく。

もう少し通電して様子を見たい。
ま、ウチはプリが直列で二台入った変則接続なので。

音については、真空管アンプらしさはあるが、現代アンプらしいスッキリした音。
アンバランス接続では、SV-P1616Dと大差ない感じ。バランス接続で使うのが望ましい。

純A級アンプのような、余韻たっぷりの「ひたれる」音ではない。
トランジスタアンプに伍する真空管アンプ、効率重視のハイブリッドという感じ。

自分は余韻のあるSV-P1616Dのほうが好きな音、というのが正直な感想。
MODEL7の音はキレがよく、ドライでキビキビしている。ノスタルジックな印象は微塵もない。

以上は、付属していたEL34による感想であり、真空管を変えればまた印象も変わるであろう。
上記の特徴を理解したうえで購入するのであれば、コスパはすこぶる高い。

P.S.
SUZANNE用に購入したインピーダンスケーブルZY-001がよかったので、それの上位ケーブルも注文した。
ZY-CABLE ZY-031がそれだ。

ZY-001はかなりお勧めだが、ZY-031はさらによかった。
SUZANNEの粗を隠さない音が滑らかに、真空管ライクな音になった。最強。

ただし、このケーブルはかなり太い。
ZY-001の倍くらいの太さがある。

P.S.2
MODEL7は、ノイズが解消されなくて返品した。あの高音ノイズは発振してたのか?
DACを切ると消えたので、FT-sd2.0由来かもしれない。

P.S.3
これまで、ハイエンドボリュームコントローラーをDACとプリアンプの間に挟んでいた。
試しに、プリアンプとパワーアンプの間に挟んでみた。

これだとパワーもプリもボリューム全開にできる。
これでしばらく使用してみる。

…と思って翌日、ハイエンドボリュームを外して聴いたら、別格の音(笑)。
プリとパワーアンプの間にハイエンドボリュームコントローラーを挟むのは、害悪しかない。

DACとプリアンプの間にハイエンドボリュームコントローラーを挟む従来の構成と、ハイエンド~なしの比較でも、
圧倒的に後者のほうが良い。パワーを真空管にして、違いが明白になった。

手許にハイエンドボリュームがあると音量調節がしやすいという大きな利点があるが、音が違いすぎる。
これがKSLの実力なのだ…。従来の構成では、HELGE LIEN TRIOのLIVEは音が痩せて聞き取れない。

音がクリアーになったと思っていたところ、実は音が痩せて消失していただけだった。

音質の違いうんぬんというレベルではなくて、そもそも音楽の体をなしていなかったのだ。
自分がこれまでいかに音楽を劣悪化して鳴らしていたか、いま出ている音を聴いて思う(笑)。

ハイエンドボリュームもプリアンプの一台として、常時使用は断念することにした。
着実に前進してたつもりが、このザマであった。愕然とした。