いつもありがとうございます。ヒロ之丞です。

sa4.0を二台売却し、新しいパワーアンプを二台導入。

HEGEL H20
ノルウェーのヘーゲル社のステレオパワーアンプ。
付属ケーブルで聴いてみた。

一聴して、クセがない。神経質なところもない。
なるほど、たしかに自然。そう、自然な鳴りだ。

X-PM100についてヨーロッパ的な潤いと評したが、こちらはまさしくそんな感じ。
あれよりもっとおおらかに、鷹揚に鳴る。

どんな上流にも追従していきそうな感じ。
低音のアタックも元気。膨らみそうで膨らんでいない低音。

タイトな低音ではないが、さほど緩いわけでもない。
沈み込みが凄いわけでもない。

懸念していた暗さはない。かといって明るいわけでもないが。
YBAのプリアンプにあった潤いを基調に、そこから柑橘系ぽいアクセントを取り除いた感じ。

我ながら意味不明だ(笑)。
まあ一聴して好きになる音というよりは、じわじわ好きになっていく音。

卓越した個性は感じないが、基本性能の高さを感じる。
重心は中低域にあり、腰高な感じはない。R&Bには合う。

30分も暖機すれば、低音に力強さが増してくる。
ていうか、バランス的に低音が強すぎるかもしれない…(--;

電源ケーブルをAET SINに交換しても、バランスは変わらない。

GLODMUND MIMESIS8
ついにヴィンテージアンプにデビューした。
ゴールドムンドは、スイスのメーカー。立派な電源ケーブルが付属。

35kgは、やっぱり重かった。
案の定、オーディオラックに引きずり傷をつけてしまった…(--;

これ以上デカいサイズだと、ウチのオーディオラックには入らない。
そういう意味で、サイズ感はピッタリ。これ以上は無理、という指針を得た。

一聴して、これはいいと納得の音。ずっと聴いていたい。
低音の力感があり、解像度も高い。量感は、H20より少ないくらいだ。

GOLDMUNDというと、硬い音というイメージがあったのだけど、そうでもない。
いままで聞いてきたアンプのほうが硬かった(笑)。

SOULNOTEが寒色系と言われて納得できなかったのだけど、なんとなくわかった気がした。
他のアンプに関しては知らないが、MIMESIS8に限っては、そんなに硬くないと思う。

最新アンプと比べるとS/Nは低いんだろうが、雰囲気はとてもよく、不満はない。
ショボいアンプを使うと、JAZZコントラバスがかき消されたりするんだけど、これはハッキリ聞こえる。

伊達にデカいわけではなく、そのサイズは音の深みに反映されている。
もっとデカいアンプなら、もっと迫力は得られようが、自分的にはこのサイズが限界。

いずれにせよ、セパレートの醍醐味を味わった気がする。

H20と比べ、レンジ的に高域がゴッソリ抜けているようだ(鳴らない)。
それがかえって、中年には聞き心地がよいのだが(笑)。

ズバリ好きな音だ。機種によっても音が違うだろうけど。
世の中には、自分の知らなかった音がまだまだあるのだ。それが嬉しい。

P.S.
名機とよばれるヴィンテージのプリアンプで、XLR入出力を備えているものは、意外と少ない。
自ずと候補は絞られるようだ。XLR信者から、はやくも改宗か?(笑)

ていうか、説明書を読んだら、必ずRCA接続を行ってくださいと書いてある…。
GOLDMUNDはXLRはついてても、これはバランス転送用ではないらしい。

ああ…やってしまった。なんちゃってバランスだった。(--;
あわててDACにRCA接続したところ、パワーアンプ直結なので当然に爆音になった(笑)。

しばし呆然としたが、冷静さを取り戻し、KAV-400Xiにはプリアウトがあることを思い出し、つないだ。
ボリュームはシアタースルーモードでスルー。

セレクタは、XLRはKAV-400Xiで、スピーカーはMIMESIS8というのがややこしい。
KAV-400Xiをプリとして、パワーアンプMIMESIS8で鳴らした音は、フツーにいい。

KAV-400Xiは、プリアンプとしても優秀なことが判明した。これで当座はしのげる。
もちろんパワーアンプとしても使えるし、便利なことこの上ない。

プリとして使用しても、KAV-400Xiの音色が支配的な気がする。
けど、低音の沈み込みは、+MIMESIS8のほうが深い。

H20にしてもそうだけど、結局は低音が気に入るかどうかにかかっている。
強すぎても弱すぎてもダメ。量より質。

音のバランスとしては、KAV-400Xiプリメイン使用のほうがいい。
完全バランス転送の威力もあるけど、トータルデザインができる分、KAVが有利に決まってる。

けど、思ったより+MIMESIS8は違和感がない。
MIMESIS8に関しては、ヨーロッパというより、カラッとしたアメリカンな気質を感じる。

そうであるならば、プリアンプには無理してGOLDMUNDを合わせなくてもよさそう。
ま、狙いはKRELLなんだけど。

パワーアンプの本領を発揮させたい気持ちと、KRELLはKAV-400Xiで十分という気持ちもある。
いろいろ検討してみたい。

P.S.2
完全XLR入出力にこだわりたい?はん!
いつまでもガキみたいなこと言ってんじゃないよ!!(笑)

やっぱりプリアンプを買うことにする。RCA入出力のみでもOKとする。
MARK LEVINSONやGOLDMUNDのは、型番だけではプリアンプだかパワーアンプだかわからないな(笑)。

プリアンプ+パワーアンプの組み合わせで、また可能性が広がる。
結局、いろいろやりたいだけな気がする。飽きっぽいから。

こうなったらRCAケーブル、セレクタも買い込んで、実験するしか(笑)。
でもまたこれ以上ゴテゴテするのは見苦しいから、セレクタは増やさないようにしよう。

P.S.3
PASS INT-150は、何だか国産メーカーのプリメインみたいな外見だな。
いや、外見で判断しちゃいけないのはわかってるけど。PASSの音は気になる。

PASSやJEFF RAWLANDの音は、緻密ではあるが小さくまとまりすぎているような先入観。
試聴したことないので、外見からのイメージ。

SOULNOTEに飼い馴らされてしまったので、緩い音が苦手。
というか、自分がせっかちなだけだけど(笑)。ma1.0ダメだったし。