いつもありがとうございます。ヒロ之丞です。
SIDE-PRESS SKY
いいよ、これ。
到着し、組み上げて鳴らしたところ、大したことない音だった。
ていうか音が逃げていた。
こんなもんかと思って、最後に側面押し座の外ナットを締めたところ、音が激変した。
スピーカースタンドの天板が、いかにスピーカーの音を遮断していたかがわかる。
「サイドプレスはSP25のエネルギーを受け止めきれず、低域が軽く解像度が低い」という評判も聞いた。
そういう感想が出てくるのもわからなくはない。
エネルギーを受け止めているのは、スタンドの天板だからだ。
けど、自分で実際に聞いてみて、低域に不満は感じない。
MGT-70SにSP25を載せていた時も、天板から大いにはみ出していたが、それで音に不満はなかった。
轟く低域とか、床ごと津波のように揺れるような低域では、もちろんない。
遮られることなく伸びやかに発せられる低音である。
スピーカーの底面がはみ出さないような広い天板。それは本当に必要なのか。
いままで聴いていた「低音」は、天板との衝突音(または摩擦音)だったのではないか。
これまで「閉じていた」音空間が、一気に開放された。
音場広く、伸びやかに鳴らしたければ、これはいい。
言い換えると、音のエネルギーをグリップせず、自由に解き放つスタンドなので、
音量はいつもより大きくする必要があるかもしれない。
スピーカーの横に寝そべっても、しっかり聞こえる。
部屋中に広がっているのだ。
エネルギーを抑え込まないので、自然に響く。
誇張による高音質化ではないので、弱音にも強い。
音がいいとか悪いとかではなく、聞いていてこんなに気持ちがいいSP25は初めてだ。
1個3kgにも満たない華奢なスタンドだが、これはスタンドを超えるスタンドである。
いままで聞いていた音は、閉じており、死んでいた。
スタンドを変えて、音の生命力を取り戻した。
また今回、スタンドのナットをキッチリ締める重要性を思い知った。
P.S.
発音体と土台の接触面積を少なくすることが有効であることを再確認した。
いま、NASが床にベッタリの状態なので、ROSENKRANTZのインシュレーターを試したい。
カイザーサウンドのオーディオクリニック、体験者のレポートが面白い。
貝崎氏は、とんでもない怪人のようだ。カタギの仕事じゃねーな。
けどセッティングは自分でいろいろやって変化が出るからこそ、楽しいのではないか。
その一番おいしいところを奪われた上、高額なアクセサリーを押し売りされるのでは納得いかない。
そもそも発端は、ヘッドホンアンプにノイズが入ることだった。
それが、いつのまにかこんなところに来てしまった…。
FT-ma1.0もFT-sa1.0RBも処分した。
これでよかったと思う。
スパイクベース、TAOC PTS-Aも処分。
数えたら、4個1セットで14セットも持ってた(笑)。
P.S.2
NSIT-200Q MK2の音が非常に気に入ったので、中古を追加購入した。
NASやMPDサーバー、クライアントPCまわりの電源も、ここから通電させてみたい。
クリーン電源も各社から出ており、他のは試したことがないが。
中村製作所の音は気に入った。トランスのうなりのようなものも確認したことはない。
NSITシリーズには他に上位機種、1000とか2000もある。
それなのに、なぜ200Qを買い足したのか。
ダイナミックオーディオ諸石氏が提唱している「1コンポ1トランス」は正しいと思う。
それを考えたとき、NSIT-200Q MK2の汎用性がきわめて高いと思ったからだ。
つまり200Qが2台あると、4トランス×2で、8トランスが手に入る。
相互に独立した8部屋が使えるということだ。
まだまだよくなる。
P.S.3
NASの出力に、アコリバのLANアイソレータを追加。
これで入口と出口にLANアイソレータをかましたことになる。
変化はよくわからないが、劣化はしてないようなのでこのままにする。
P.S.4
ss1.0と聞き比べ。
これまではss1.0が一番のお気に入りだったが、SP25もよく鳴るようになった。
ss1.0のほうが音量を大きくする必要があった。
ST10ではスタンドとの固定がないため、サイドプレスよりもさらに自由に鳴る。
ST10も素晴らしいスタンドだ。
ss1.0持ってるなら、マストアイテムといえよう。
狭い自室で、スピーカー配置に悪戦苦闘中。
志賀氏の助言に従い、内振りにして三角形を作ろうと思う。
これは平行置きにするよりもスペースが必要。
横長な作業机の真横にss1.0をつけ、前にSP25を配置したい。
配置を変えるだけで、見違えるような鳴りになる。