いつもありがとうございます。ヒロ之丞です。

スピーカー環境を見直し、ほぼ満足の音になるまでセッティングを繰り返した。
その上で、気付いたことがある。

FT-ma1.0についてである。
率直にギャングエラーがある。ちょっとやそっとでなく、かなり気になるレベルで。

たしかにボリューム位置は1~2目盛りの位置だけど、アパートなら十分な音量がとれてしまう。
ニアフィールドを売りにしてる同社なので、これはイタイ。

ちなみにKRELLのKAV-400Xiでは、ボリューム位置が目盛り1でも、ギャングエラーは発生しない。

もちろんルームチューニングの問題もあり、
もともと右のスピーカー(アンプ側から見れば、左側のアンプ)が勝つ傾向はあった。

しかしながら、どうセッティングしても明らかに左スピーカー(右アンプ)の音が弱い。故障してるのかと思った。
ma1.0のボリュームは精度が低すぎて、全く使い物にならん…。

これには失望した。激しい怒りがこみ上げてきた。
中途ハンパな仕事しくさってから…(--;

というわけで、FT-sa4.0Bともども、エルサウンドのボリュームコントローラーの支配下に戻した。
ma1.0はパワーアンプ扱いでボリューム最大にして、ボリュームの影響を最小化する。

ma1.0をプリメインとして鳴らすときよりも若干抑制的な音になり、広がりが狭くなるが、
そもそもギャングエラーが出るようでは評価以前の問題であり、選択の余地はない。

パワーアンプとしてしか使えないプリメインアンプのボリュームが、冗長だ。
冗長…それは吾輩が最も忌み嫌うワードである。売ろう。

そんなことがあったので、FT-sa1.0RBも信じられなくなってしまった。
いや、こちらは正確で端正な音なんだけど、音に余裕、伸び、潤いがなさすぎて気持ちよくない。

いままで認めなくなかった事実である。鈴木アンプに限ってそんなはずはない、と必死で否定していた。
だが、sa1.0RBの音はつまらない。ma1.0の音は緩すぎる。これが一素人としての率直な感想である。

同じ楽曲を聴くなら、KAV-400Xiかsa4..0B×2で聞きたいと思う。
sa4.0B×2(BTL)に関しては、KAV-400Xiに肉薄するくらいの音が鳴っていると思う。

低域の解像度においても、決して劣るものではない。
ただ、どちらか一つを選べと言われれば、躊躇なくKAV-400Xiだ。sa4.0のほうが若干緩い。

以上はss1.0を鳴らしての比較である。SP25についてはまだ聴き込んでいない。
が、sa4.0×2がKAV-400Xiを超えることはまずないであろう。

手元できめ細かく、高精度にボリューム制御できるありがたみを再確認した。
アルプス電気バンザイ。エルサウンドバンザイ。

結局、一部は元の構成に戻りつつあるが、全部試した上での最適解なので、納得した。
ボリュームコントローラーを外したうえで、プリメインアンプとして評価する機会が得られたのがよかった。

フッ、そろそろ鈴木信者を卒業する時が来たようだ。
やはり世評に流されず、自分の耳に正直でありたいと思う。

ていうかそれだったら、もうアンプ使い分けなくてよくね?(笑)
けどアルプスボリュームの恩恵を知っているので、KAV-400Xiもボリュームコントローラーの支配下に置く。

シアタースルーモードで0dB。
デシベルの意味はわからない(笑)。

RK501。これ以上のボリュームは存在しないと確信している。