いつもありがとうございます。ヒロ之丞です。

アヅイ…。脳が機能障害を起こしそうであります。

AUGLAMOUR R8
久しぶりに、中華イヤホンを。
いや手持ちのKZには、これっぽっちの不満もないのだが。

ハウジングは金属製で、中華にしては工作精度が高い気がする。
写真だとCIEM風だけど、小ぶりなつくりなので耳と干渉する恐れは低め。遮音性も低い。

E-イヤホンさん推奨のアップグレード白ケーブルとFINALのイヤーピースも同時購入。
iPHONEで聞いてみた。

まずFINALイヤピは音質が気に入らず、やはりコンプライに交換。
FINALイヤピに交換することで音像がまとまり、ハッキリしてくると言いたいのだろうか。

個人的には、なんか音が安っぽく、小さくまとまってしまう気がする。
それはFINALイヤピのせいというより、このイヤホン自体の特性かと。

この金属ハウジングの小ぶりな形状は、諸刃の剣になると思う。
基本的に音場は窮屈になる。それを率直に出すイヤピだと、音場は狭いままだ。

このハウジングの形を境界として、音場の広さが規定されてしまう。
その外には広がらない。物理的な音漏れということではなく、聴感上の音場として。

音については、ハウジング内の金属反響が安っぽいけど、バランスは悪くない。
万人受けするというか、これなら文句は出にくいだろうなあという音。この価格だし。

というわけで、「買って損した」という感想にはなりにくいと思われ、人にはすすめやすいが。
広い音場と迫力ある低音でドッカンドッカン鳴らすイヤホンではない。残念だ(笑)。

そつなくまとまった、お利口さんダイナミックイヤホンである。
といってもIE800のような精妙な音ではなく、やはり値段なりという結論にならざるをえない。

けど、造りがかなり丁寧だと感じられたので、このメーカーの今後に期待したい。
…あ、例によってエージング0で箱出し直後のインプレッションなので(笑)。

あー、やっぱりFLAT4を買い戻したい。初代楓の柔らかい音。緋櫻が気になる…。
ただFLAT4のクレイジーな価格だと、ピュアオーディオに振り向けるのが得策なんだけど。

P.S.
ものは試しだと思って、R8付属の黒ケーブルで聞いてみた。
…アップグレードケーブルより全然いいやんけ(笑)。取り回しも柔らかいし。

e-イヤホンさんのアップグレード提案は、個人的には悉く裏目…。
あちらには、スピーカー耳もってる店員さんはいないんかな。

付属ケーブルの音のほうがスピーカーの音に近い。柔らかい。
最初から付属ケーブルで聴いてたら、評価の☆をひとつ増やしたかったところだ。そもそも☆つけてないけど。

金属ハウジング内の反響が柔らかく、アップグレードケーブルより音場の狭さが強調されない。
音場の狭さが気になる人は、アップグレードケーブルは買ってはいけない。

R8本体は古きよきダイナミックの優しい音をもっているのだが、アップグレードケーブルが台無しにする。
これはiPHONEで聴いてもハッキリわかるくらいの違いだ。泣きたい…。気づいてよかったけど。

ちなみにアップグレードケーブルは箱にSILVERとか書いてあるけど、銀線の煌びやかさは感じない。
付属ケーブルのほうが平面的な音だが、アップグレードも音場を狭めるので、ドッコイドッコイだと思う。

P.S.2
外で付属ケーブル試したけど、どっちにしろ遮音性低すぎて音楽が聞こえねー(笑)。
R8の後でKZ CM9とか聞くと、「This is it.(これだよ、これ)」という音がして、ほっとした。

P.S.3
脳姦氏のブログで、TheRoses GRというのを見つけた。
これ、まんまKZ GRやんけ(笑)。メーカーもブランドもへったくれもありゃしない。

うーん、なんか中国は国家単位でイヤホンをつくってる気がしてきた(--;
習近平が指揮をとっているのではないか。

P.S.4
KZ GRはノズル交換可能なことを思い出し、これまで使っていた赤ノズルを、金色の真鍮ノズル?に交換。
こっちのほうが長さが長い。

自分はFLAT4玄弐より緋弐が合っていたので、外耳道が長いのだろう。
当然に、真鍮ノズルのほうがフィットした。なんでいままで試さなかったのだろう(笑)。

イヤーピースは、当たり前のコンプライ。

音については、金属らしさが増し、こもった感じが解消した。
R8は、百年たってもこの音に勝てないであろう。R8は売る。

また床に転がっていたXIAOMI PISTON2を聴いた。
売ったつもりだったのだが、売れなかったようだ。

音はKZに比べると、前後の奥行きに乏しい。
けど、音の素性はそんなに悪くない。

コンプライだとどうも窮屈な音なのでSPINFITにしたところ、だいぶマシになった。
平面的な音場の割りにドンシャリがキツいので、それを拡散させる工夫が必要だ。外用。