いつもありがとうございます。ヒロ之丞です。

エルサウンド EPM-30inv
自宅試聴を申し込んだ。
2台借りてBTL。

サイズは奥行があるが、幅は狭い。
省スペースでセッティングが楽。

SOULNOTE sa4.0×2と比べると、アッサリした音。
音素材のよさを味わうのに適したチューニングだと思われる。

見通しよくスッキリ整理された音を好むならばアリ。
分析的というほどの冷たさはない。

全体にパッシブであり、音が前にグイグイ出てくる感じはない。
そのため音が軽いとか、薄いという印象につながるかもしれない。

レンジの広さとか立体感という点では、さほどでもない。
ミネラルウォーターのようなシンプルさを感じるが、それがつまらないと感じるかも。

当然ながら、ハイエンドボリュームコントローラー(パッシブプリ)とも親和性がある。
いいアンプだと思う。音数が多くハイスピードな曲より、テンポがゆったりしたアコースティックな曲に合いそう。

シンプル。パッシブ。ニュートラル。
中高音に強みあり。音が重なってガチャガチャするのが嫌いな人に。

その上で、自分はsa4.0のほうが好みだ。

アメリカン電機 7110GD
前回に引き続き、今度はNASを挿してある壁コンセントも交換。
音色が変わらず、全体的な音を底上げしたという感じがよい。

積極的に色付けしてくるタイプだと、飽きたとき困る。

色付けとは偏りであり、どこか強調すればどこか薄れる。
薄れた部分を聞くためには音量を上げなければならぬ。それは冗長である。

小音量で聴いても違いははっきりわかる。まず音に透明感を感じる。
ワイドレンジになり、音が壁にぶつからないでラクラク伸びてくる感じ。

音の出口が広がった感じ。音に重みがありつつも、潰れたりこもったりしない。
やはり電源まわりは効果が大きい。

中村製作所 NSIT-200Q mk2
電源トランス。想像していたよりデカかった。
定格消費電力を超えるような機器はないはずだが、通電しない。

なんじゃこりゃ。

P.S.
リセット用ブレーカーを連打し、スイッチを800VAに設定したら通電した。
音は出たけど、まだまだシャリシャリしてる。ダメだこりゃ。

電力の配分としては、DACに200VAまたはDACとプリアンプにそれぞれ200VAを配分。
残りはパワーアンプに振り分ける。

P.S.2
徐々にNSIT-200Qの本調子が出てきた。
低音の立体感、実体感が出てきた。

壁コンからNSITまでの接続にAETの電源ケーブルを試してみたけど、付属ケーブルのほうがよかった。
AETだと図と地がハッキリ分かれないんだよな。思いがけず、地がむやみに前に出てきたりする。

でもNSITからアンプまでは、AETのケーブルで素晴らしい音になる。

P.S.3
二日目あたりから、NSIT-200Qは一聴してわかるレベルの違いが出てきた。
ワイドで、深い。二次元が三次元になるくらいの、圧倒的な違いがある。

勢いや量感で迫力を演出するとか、そういうのじゃなくて、静かでありながら一音一音が深い。
AUDIENCE52SEから、SP25と聞き違えるような力感ある低音が出ている。

かつて中村製作所のヘッドホンコンディショナー(アイソレーショントランス)NIP05を使ったことがある。
あれは音が痩せ、高域が強調されて先鋭化したり、いろいろ微妙な面もあったが、あれとは全然違う。

大光明。
そう言って手を合わせたくなるような、最高の音が出ている。

これはおすすめだ。
買ってよかった。