いつもありがとうございます。ヒロ之丞です。

EPA-007X
ネット情報を見ると、XLRで入出力できるけどバランス駆動では無いと書いてある。
自分はその受け売りで、「はん、それなら大したことねーな」と決めつけていた。

デュアルモノというのがよくわからないし。
これはシングルエンド×2ということなのか。電源だけの話ではないのか。

そもそも自分は、バランス駆動が何なのかさっぱり理解していない(笑)。
けど、EPA-007のレビューがずっと心に引っかかっていたため、購入した。

半信半疑で聴いたところ、一聴していい音だった。
PS1000が気持ちよく聴ける。MBA-1PEにも劣らない。

同じデュアルモノである、GS-Xよりも全然いい。音がしっかり伸びる。
音場が狭まる感じは無く、ゆったりと聴ける。

結局、何だかんだで日本製のヘッドホンアンプが増えていく。
英国製のスピーカーに興味をもちつつも、自分はやはり典型的な日本人であることを実感。

自分が求めていたTRANSPARENTなアンプというのは、こういうのだ。
マス工房とかOJI SPECIALとは違う。いや、OJI SPECIALは未試聴だけど。

自分にとっては、異常なレベルまでS/Nを高めた音は不自然に聞こえる。
普段の生活では、そんなノイズレスではないからだ。

SOULNOTE ss1.0
スピーカースタンドREQSTのRKST-90は、天板の奥行22cmしかない。
一方、ss1.0の奥行きは28cmあるが、スパイクをつけたらギリギリ置けた。

専用スタンドが必須という情報も見たが、とりあえず置けたのでしばらくはこれで。

幅が狭く、奥行が長い。
FOCUS110もそんな感じだったような。

音については、sm1.0の高精度な音がそのままサイズアップした感じ。
ニアフィールドとしては、これくらいのサイズが限界かと。

ss1.0を聴いて思うのは、sm1.0の優秀さである。

両者を比べても、解像度的には全く遜色ない。あのサイズ感は貴重。
あのコンパクトサイズで出来る仕事は、ほぼ完璧にこなしている。

そういう意味でsm1.0のコスパはすごくよかったし、生産終了が惜しまれる。
たまに中古で見かけるので、おすすめ。

ちなみに木製のスピーカーベースsb1.0はいらない。
あれを使うと音が悪くなると思う。

一方、ss1.0についてはコスパについては何とも言えない。
中古のTURNBERRYが買えるような価格なので。

このss1.0は、一台一台が鈴木哲氏の手作りとか。
少なくとも自分は、ss1.0の出音に満足している。

臨場感が違う。ss1.0に関しては、低音の不足を感じることは無いだろう。
sm1.0の高精細な音がワイドになり、スケール感が加わって、雄大な音。もはや弱点が無い。

音が自然に広がるので、位置のセッティングはsm1.0のほうがシビアだった。

SOULNOTEの音は、モニターチックで正確だ。低音もタイトで体脂肪率が少ない。
けど、デジタルな冷淡さはなく、正確な中にも人の業(わざ)を感じさせる音が宿っている。

そこが「ハイスピード」「音飛びがよい」でありながら、「アツい」「情熱的な」と評されるゆえんである。
これはスピーカーというよりも、楽器だ。

P.S.
手持ちのイヤホンはWestone3も含め、あらかた売った。
FLAT4初代楓を売ったカネで、QUAD 11L CSを購入。現代のわらしべ長者。

もうイヤホンはいいや。
CIEMは残してあるけど。

さんざんBAドライバ撲滅運動を展開してきたけど、BAはBAでいいものだ(アレッ)。
昨日、ヘッドホンMH40をX5単体に直挿しで外出したけど、やはりイヤホンのほうが楽だ。

あとX5単体とダイナミックドライバの組み合わせでは、音圧が不足することがある。
特に、MILES DAVISとかBILL EVANSとかのクラシカルなJAZZは。

そんなとき、BAドライバだと音圧に不自由無く聴ける。
ダイナミックイヤホンで聴くときはポタアンをかますほうがいいと思う。