お願い、漢字を使って! の巻(中) | ソウルの路地裏のぞいてみれば

お願い、漢字を使って! の巻(中)

もともと韓国は日本と同じく、漢字文化圏である。


いうまでもなく、漢字は中国起源のもので、日本起源のものではない。


ところが、韓国の初代大統領である李承晩(イ・スンマン)が、「漢字は侵略者・日本文化の象徴だから使ってはならぬ!」と、学校教育から漢字を追放してしまった。


李承晩はバリバリの反日主義者だったのだ。



かくして、今から考えればまったく滑稽な理由で、韓国から漢字という「文化」が消えてしまった。


そもそも、漢字が日本(の侵略)の象徴というところが、ちゃんちゃらおかしい。


しかし当時の李承晩は、「反日」を旗印に、揺籃期の国をまとめていくしかなかったのだ。


いまだ政治も経済も独り立ちできない独立したての国にとって、国民を一つにまとめる強力な「軸」のようなものが必要だった。それが「反日」だったのである。


(これは盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権にも当てはまった。もともと左派であった彼もまた、「反日」を旗印に国民をあおり、国をまとめようとしたのである)



今の40代、30代の韓国人は漢字がほとんど読めない。


中には自分の名前さえ漢字で書けない人もいる。



僕は漢字は東アジアの偉大な文化だと思うのだが、韓国はまったくばかげた理由で、その奥深い文化を放棄してしまったのである。


(つづく)