慶州で困ったこと | ソウルの路地裏のぞいてみれば

慶州で困ったこと

慶州ではまた、困ったことがある。


言葉が通じないのである。



慶州が位置する慶尚道は,、ソウルが日本の東京だとすると、関西に相当する地域である。


慶尚道の主要都市・釜山は、よく大阪に例えられる。


この慶尚道方言が、まったくわからないのである。



それは、ミスクと彼女の友人とで一緒に食事をしたときに起こった。


ミスクはソウル生まれのソウル育ちなので、話す言葉は標準語である。


僕はミスクとの会話には何の支障もなかった。


ところが、彼女の友人と話をする番になると、いつもは聞き取れる韓国語が、まったく聞き取れないのだ。


友人が何か言うたびに、僕は聞き返し、そして困惑した顔をする。


そうするとミスクがくすくす笑いながら「訛りがありから・・・・わからないでしょう」と言って「通訳」をしてくれるのだった。



およそソウル弁と慶尚道弁は、まったく発音が違う。


若い人はそれでも標準語で話してくれるが、市場のおじさん・おばさんの言葉となると、まったく歯が立たない。



山形弁を流暢に話すダニエル・カールを、やたら尊敬してしまう僕なのであった。