朴正煕、最後の一日 | ソウルの路地裏のぞいてみれば

朴正煕、最後の一日

今日は書籍紹介。

2月28日に続き、朴正煕に関する書籍である。


朴正煕、最後の一日―韓国の歴史を変えた銃声/趙 甲済
¥2,310
Amazon.co.jp

2月28日に紹介した「韓国を強国に変えた男 朴正煕」は、朴正煕の生涯を描いたものだが、本書は暗殺までの “最後の24時間” を丹念に追ったドキュメントである。




本書の著者もジャーナリストであり、膨大な取材資料をもとに、史実に忠実に暗殺事件の様子を再現している。

また「人間・朴正煕」の実像にも迫り、その清廉な人間像をも浮き彫りにしていく。



以前も書いたが、朴正煕の評価は韓国国内でも分かれている。


独裁者か、それとも韓国近代化の父か・・・


このことについて、翻訳を担当したぺ・ヨンホン氏は「訳者あとがき」でこう述べている。



「歴史が事実の積み重ねである限り、その時代の雰囲気で解釈が変わることはあっても、事実そのものを変えることはできない。朴正煕元大統領の暗の部分が強調されれば、打ち消しようのない明の部分が光り輝こうとする」



そして、現在の韓国社会は


「朴正煕が命をかけて断行した開発独裁の成果だったのではないか」


と問題提起をしている。




「韓国を強国に変えた男 朴正煕」の後に読むと、より理解が深まるであろう。