銅雀 1991 Spring (11) | ソウルの路地裏のぞいてみれば

銅雀 1991 Spring (11)

(ここからしばらく、つまらない話が続く・・・)


泉谷しげる状態の、ただの酔っ払いとなった先輩と深夜に別れ、2日目は旅のもう一つの目的、友達訪問である。




半年前、僕はある国際交流事業で韓国の女の子と知り合った。


名前は柳真徳(ユ・ジンドク)。




当時、彼女は中学3年生。僕は23歳・・・





そう、犯罪である叫び





ナニかしたなら・・・・犯罪である。





もちろん、ナニもない。事業で知り合ってから半年間、彼女とは月に2、3度の文通が続いていた。

(当時はメールもなく、意思疎通は文通だった。でもこの文通で韓国語作文能力がかなり鍛えられた)

ソウルの路地裏のぞいてみれば

写真:当時の手紙の一部


彼女のお父さんは大学で神学を教えている。つい最近までイギリスで研究をしていた。

だから真徳は韓国語より英語が得意。


受験にはとっても有利グッド!


そんな彼女との半年ぶりの再会を果たすため、僕は彼女の住む銅雀区舎堂洞(ドンジャクク サダンドン)へ向かった。


目指すは地下鉄4号線「総神大入口」駅である。



◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇


当時、ソウルの地下鉄は4号線までしかできていませんでした。

(現在は8号線プラス4路線の計12路線があります)


ソウルの地下鉄はちょっと変わっています。


切符の自動販売機がないのです。


だから窓口で切符を買わなければなりません。


窓口でおじさんに行き先を叫び、お金を投げ入れると、おじさんが切符を投げてよこすのです。


ある意味、機能は自販機といっしょ。




この「行き先を告げる」のが至難の業。


「総神大入口」の発音は特に難しいのです。


「ジョンシンデイップクッ」


カナで書くのも難しいのです。


まだ韓国語に自信がなかったころ、この地下鉄の切符購入がとってもとってもプレッシャーでした。


(現在のソウルではSuicaのようなICカード「T-money」が普及しているので、交通機関に乗るのもとても便利になっています)