働く意識 | Dream Catcher

働く意識

最近、こういう本を読んだ。


キャリア教育のウソ (ちくまプリマー新書)/筑摩書房
¥819(Amazon.co.jp)


「キャリア教育」と言うと、どうしても職業教育的な感じに捉えられがちなんだけど、そうではなく、本来は学び全てがキャリア教育でなければいけない。


だから、「学校の勉強=大学入試(進学)のため」みたいな考えをしていると、そう遠くない将来で足元を救われかねないことになるかも。


以下のリンク先では、キャリア教育を受けたかどうかが、正規・非正規雇用の分かれ道に・・・なんてことが書かれているけれど、一概にそうだと言い切れない部分はあるにしても、知ると知らないでは、後々のベクトルが変わるのは間違いがないよね。
http://benesse.jp/blog/20130815/p1.html


でも、中学で実施されている就業体験が、高校では取り組まれないことが多いためにムダになってしまっていたり、そもそも教える側が「社会人経験」をしていないだけに、子供たちに対して心に響く言葉がないんじゃないのかな・・・と思ったりも。

中には「大学に合格せることが何よりも重要」と思っている教員もいるだろうし、保護者に関しても同様のことが考えられるから、ある意味ではニーズに応じた教育をしているようにも思えるけれど、それだけが学校の役割ではなく、「ニーズのあるなしに関わらず、教えるべきを教える」が学校じゃないかな。

最近では、高校教員が民間企業での就業体験というものをやっているようだけど、大学生のインターンシップよりも短い期間だし、最も大切なビジネス・・・の部分に関与できていないことの方が多いから、これまた大きな意味がありそうに思えない。

そう考えると、教員養成系学部にいる人は、教育実習だけでなく、民間の教育産業でのインターンシップなんかもやった方がいいかもしれないね。

まだまだ、日本の教育に関して、変えなきゃいけない部分が多い気がするな・・・。