桜 ~2009年・春~
名もない花には名前を付けましょう この世に一つしかない

冬の寒さに打ちひしがれないように 誰かの声でまた起き上がれるように

街の中見かけた君は寂しげに 人ごみに紛れてた
あの頃の 澄んだ瞳の奥の輝き
時の速さに汚されてしまわぬように

何も話さないで 言葉にならないはずさ
流した涙は雨となり 僕の心の傷いやす

人はみな 心の岸辺に 手放したくない花がある
それはたくましい花じゃなく 儚く揺れる 一輪花

花びらの数と同じだけ 生きていく強さを感じる
嵐 吹く 風に打たれても やまない雨は無いはずと

桜の花びら散るたびに 届かぬ思いがまた―つ
涙と笑顔に消されてく そしてまた大人になった

追いかけるだけの悲しみは 強く清らかな悲しみは
いつまでも変わることの無い
君の中に 僕の中に
咲く Love・・・

名もない花には名前を付けましょう この世に一つしかない

冬の寒さに打ちひしがれないように
誰かの声で
また起き上がれるように