福島の母を迎えに行くため、前々日に飛行機の予約を取ろうとネットで調べた。

3月19日、始発 セントレア発福島行き。
娘と私2枚のチケットが取れた。とんぼ帰りのため同日福島発セントレアは満席で取れなかった。(17日)
何か手段はないかと駅に行き電車や新幹線を聞いてみたが、新幹線は那須塩原までしか走っていない。
どうしようと思いながら、兄弟で話しあい、福島から飛行機で東京または大阪まで行き、遠回りしてでも帰る手段を探そうとまたネットで調べた。その前に再度福島発セントレアを検索すると、なんと満席だったはずが、3席空いている。

母、私、娘の3人分を急いで確保した。
福島空港からは行けばどうにかなると思い飛んだ。
福島空港からは高速バスで郡山まで行くように言われた。それ以外方法はない。郡山から福島までは、ある方がタクシーに乗り合って行きませんか?と声をかけてくれたのですんなり母の家へ行くことができた。

母に行くことは知らせていない。反対されるだけなので。福島空港ではなんで名古屋から?と東海テレビのインタビューを受けた。

母の住んでいるところは被害もあまりひどくなかった。団地の住人みんなで避難したり民生委員の方や自治会の方が逐一声をかけて下さり安心だということだった。原子炉が心配で4時間説得したが、連れ帰ることができなかった。

山形に行くだけで吐いて具合が悪くなるからとても名古屋まではいけないと言う事。安全だと言う事。
どんなに説得しても無理だった。
また被害が拡大したらまた迎えに来るからその時は行くと約束し泣く泣く帰ってきた。
何のため行ったのかわからない。
でも今回の段取りは、ヒロがしてくれたと思っている。キャンセル待ちの人がたくさんいて満席だった飛行機のちょうど3席の確保。飛行機の中から見た雲の上にかかるまんまるの虹。すんなりと行けた道中。
不思議だった。

ヒロはいつも見守ってくれてるとまた改めて思わせてもらった。