事業プランコンテスト「情熱ファクトリー」 | 市ヶ谷物語

事業プランコンテスト「情熱ファクトリー」

今回の情熱ファクトリー(事業プランコンテストです)では、2つの案がプレゼンに進出。
結果としては、2案とも役員会に提出されることになりました。

$市ヶ谷物語

そのうち一つは僕の管轄で進めることに。
2ヶ月以内に役員会を突破すれば、事業として会社に認められます。

(プレゼンしたのはこんな人)
$市ヶ谷物語

$市ヶ谷物語


この情熱ファクトリー、今回で7回目ですが、だんだん形が整ってきたと思います。その理由の一つに「事務局の情熱」があげられます。
社員の誰もが応募出来ます。ということは、いろんなプランがあるということです。案自体の善し悪しはもちろん重要ですが、その「善し悪し」つまり、クオリティを構成する要素がだんだんキレイに分解されてきた感じです。

(事務局はこんな感じ)

$市ヶ谷物語

ステップとしては

応募者がアイディアを思いつく→事務局に相談→応募者の意思確認→フォーマットに落とし込み→本部長選考→情熱プレゼン本番→???

という段階となります。


このステップ自体も毎回微妙に改善されていますし、ステップの各段階に事務局が関わり、よりよい案になりやすいようかなり踏み込んだアドバイスをしているようです。そのさじ加減が結構よくなってきている感じがしますね。コンテストとはいえ、会社の事業にとってプラスになるように設計しなければなりません。

そこが特にいい感じですね。

僕は本部長も兼務していますので、書類選考からプレゼンまでみます。ですから、書類の段階からプレゼン本番までに明らかにブラッシュアップされているのがよくわかるんですね。すごく地味なんですが、そこが結構ポイントだったりします。もろに実務に直結します。今回僕が管轄することになった案もまさにその典型でした。書類からプレゼンまでの変化率は高かった。そういう案はすごく期待が持てます。


ビジネスはなんでもそうかもしれませんが、営業でも、クリエイティブでも、バックオフィスでも、

「あ、もっとこうしてみたらうまく行くんじゃないか?」

そんなアイディア自体は多かれ少なかれ、だれでも思いつくものです。

具体的にポジティブな結果を生むかどうかは、実際に手を動かしてみて、さらにもう一ひねりしてみないと分からないことが多いのではないでしょうか。どちらからというと、そこまでやってみて、たいしたことじゃなかった、ってこともたくさんあります。でもその思いついたことを実行してみて、さらに違うアイディアを思いつくこともあります。

ビジネスはこの繰り返しだと思います。

大きな成果を生み出す人というのは、このPDCA(plan,do,check,action)を繰り返し繰り返しやる。その回数やスピードが速い人であることがほとんどです。情熱ファクトリーという仕組み、特にプレゼン前の予備選挙の段階はまさにこのPDCA行為そのものじゃないかと。

一発で局面を打開する力も大事ですが、複雑にもつれている糸を一つ一つほどいていくような力も大事です。

ホームランは一本で1点入りますが、ノーヒットでも1点を穫ることは可能です。
その1点に違いはありません。

「事業プランコンテストだから一発で局面を打開するようなアイディアでなければならない」

これは間違いです。

革新的な仕事というのは、別にアイディア的にぶっ飛んだものとは限りません。

少なくとも僕が見ているのは、

「なぜそのプランなのか」
「情熱を注入し、かつ冷静に判断しているか」
「誰よりも練りに練ったと胸を張って言えるか」

です。

複数の選考ステップを経ることにより、このポイントが明確になってきます。

情熱ファクトリーの仕組みが徐々に整ってきているなと感じるのは、まさにここです。
応募者、事務局ともに、さらにクオリティを上げてガンガン挑んできて欲しいです。

そこまで仕上げてきてくれたら、今度は僕らの番。
利益につなげてみせます。

(ああ、ろくろまわしそうな勢いw)
$市ヶ谷物語