デジタル化される広告費とされない広告費 Vol.1 ~ハードの強みにより市場を創出~
もうすぐ6月も終わり、7月になります。
僕は純粋にワクワクしてます。
3月から広告代理事業の方針作ってきて、
4月に発表して
5月に本部長、部長の顔ぶれが決定して、
今まさにメンバーを選考しています。
そんな4-6月も、もうすぐ終わり、7月からはついに成果を出す月が始まるんです。
今まで暖めてきた、みんなと議論してきた、これまでは単なる机上の空論だったものが、実践でぶつける機会がついにやってきました。
そう思うと、純粋に嬉しいし、ワクワクします。
僕は営業、マーケティング以外の全領域である、プロダクト領域の統括をしつつ、メディア開発本部という新設の本部の本部長を兼ねることになりました。
そこで掲げている方針の一つに、
ハードの強みにより市場を創出する
というものがあります。
対になる言葉としては、
ソフトな強みにより、市場を維持、拡大する
という感じになるでしょうか。
営業やマーケティング、コンサルティングというのはあくまでもソフトな行為。会社や市場が持っているあらゆるケーパービリティ、アセット、技術などを駆使し、お客様である広告主様の課題解決をします。
そんなソフトなものは、どのようなハードを保有しているか、によって、大きく左右されます。
極端な話、どんなに営業が強くて、お客様のハートをがっちりつかんでいたとしても提供する商品が何も無ければ(どのメディアも口座を開いてくれない、取引をしてくれない、他社よりも枠を仕入れる条件が悪いなど)、その強さは半減してしまいます。
過去インターネット広告市場はメディアや広告手法のイノベーションによって、拡大してきたという側面があります。
とくに、
検索リスティング(OvertureやGoogle)
行動ターゲティング(Yahoo!やアドネットワーク)
これらは今までのマス広告では不可能だったことを可能にしました。いろんな賛否両論もありますが、すばらしいイノベーションです。
次のイノベーション候補に挙げられるのは
スマートフォン
アドテクノロジー
この二つを軸とした新しい広告は間違いなく次の数年間で爆発的に拡大するでしょう。疑う余地はありません。
そして、インターネット広告にはもう一つの側面があります。
それは
既存の広告予算を奪ってきた
という歴史です。
今まではTV、新聞、雑誌、・・・で行っていたことがネットでは何分の一もの単価で出来てしまうということです。
もちろんそこにはメディアの費用だけではなく、制作費、印刷費なども含めての費用で換算されます。
新聞、雑誌、などはネット広告の市場拡大とともに大きく市場の規模を縮小してきました。
しかし、TVは伸びてはいないものの、大きく減らしていません。景気の影響をもろに受けているため乱高下はしていますが、ようするに、TV広告を「効果が無い」とはっきり言い切れる人はあまりいないようです。
この差は何か。
それは、
代替可能なものかどうか
が大きな要素です。

(※マイケル・ポーター「5つの競争要因」)
僕もネットの世界に入って8年目ですが、年を経るたびにTV広告の威力を痛感します。TVは当面ネットが代替品にはなりません。
どのあたりが代替不可能かというと
・大きな画面
・動画+音声
・くつろいだ姿勢での接触
このあたりでしょうか。
どれも今のネットでは技術的にも文化的にも実現できないものばかりです。
逆に言うと、このあたりがネットでも実現できれば、そのときはネット広告により代替されてしまうかもしれません。TVも不安要素を抱えています。
・昔ほどTVを見る習慣がなくなった
・効果の測定がほぼ不可能
・TVのデジタル化
TV広告の市場は2兆円あります。ここが動くと相当なインパクトです。

(電通日本の広告費 2009)
ちょっと長くなってきたので、次回はこの発想で、デジタル化されそうな広告とじゃない広告を探して見たいと思います。
僕は純粋にワクワクしてます。
3月から広告代理事業の方針作ってきて、
4月に発表して
5月に本部長、部長の顔ぶれが決定して、
今まさにメンバーを選考しています。
そんな4-6月も、もうすぐ終わり、7月からはついに成果を出す月が始まるんです。
今まで暖めてきた、みんなと議論してきた、これまでは単なる机上の空論だったものが、実践でぶつける機会がついにやってきました。
そう思うと、純粋に嬉しいし、ワクワクします。
僕は営業、マーケティング以外の全領域である、プロダクト領域の統括をしつつ、メディア開発本部という新設の本部の本部長を兼ねることになりました。
そこで掲げている方針の一つに、
ハードの強みにより市場を創出する
というものがあります。
対になる言葉としては、
ソフトな強みにより、市場を維持、拡大する
という感じになるでしょうか。
営業やマーケティング、コンサルティングというのはあくまでもソフトな行為。会社や市場が持っているあらゆるケーパービリティ、アセット、技術などを駆使し、お客様である広告主様の課題解決をします。
そんなソフトなものは、どのようなハードを保有しているか、によって、大きく左右されます。
極端な話、どんなに営業が強くて、お客様のハートをがっちりつかんでいたとしても提供する商品が何も無ければ(どのメディアも口座を開いてくれない、取引をしてくれない、他社よりも枠を仕入れる条件が悪いなど)、その強さは半減してしまいます。
過去インターネット広告市場はメディアや広告手法のイノベーションによって、拡大してきたという側面があります。
とくに、
検索リスティング(OvertureやGoogle)
行動ターゲティング(Yahoo!やアドネットワーク)
これらは今までのマス広告では不可能だったことを可能にしました。いろんな賛否両論もありますが、すばらしいイノベーションです。
次のイノベーション候補に挙げられるのは
スマートフォン
アドテクノロジー
この二つを軸とした新しい広告は間違いなく次の数年間で爆発的に拡大するでしょう。疑う余地はありません。
そして、インターネット広告にはもう一つの側面があります。
それは
既存の広告予算を奪ってきた
という歴史です。
今まではTV、新聞、雑誌、・・・で行っていたことがネットでは何分の一もの単価で出来てしまうということです。
もちろんそこにはメディアの費用だけではなく、制作費、印刷費なども含めての費用で換算されます。
新聞、雑誌、などはネット広告の市場拡大とともに大きく市場の規模を縮小してきました。
しかし、TVは伸びてはいないものの、大きく減らしていません。景気の影響をもろに受けているため乱高下はしていますが、ようするに、TV広告を「効果が無い」とはっきり言い切れる人はあまりいないようです。
この差は何か。
それは、
代替可能なものかどうか
が大きな要素です。

(※マイケル・ポーター「5つの競争要因」)
僕もネットの世界に入って8年目ですが、年を経るたびにTV広告の威力を痛感します。TVは当面ネットが代替品にはなりません。
どのあたりが代替不可能かというと
・大きな画面
・動画+音声
・くつろいだ姿勢での接触
このあたりでしょうか。
どれも今のネットでは技術的にも文化的にも実現できないものばかりです。
逆に言うと、このあたりがネットでも実現できれば、そのときはネット広告により代替されてしまうかもしれません。TVも不安要素を抱えています。
・昔ほどTVを見る習慣がなくなった
・効果の測定がほぼ不可能
・TVのデジタル化
TV広告の市場は2兆円あります。ここが動くと相当なインパクトです。

(電通日本の広告費 2009)
ちょっと長くなってきたので、次回はこの発想で、デジタル化されそうな広告とじゃない広告を探して見たいと思います。