和魂漢才→士魂洋才→? 「論語と算盤」渋沢栄一 | 市ヶ谷物語

和魂漢才→士魂洋才→? 「論語と算盤」渋沢栄一



現代語訳 論語と算盤 (ちくま新書)
渋沢 栄一
筑摩書房
売り上げランキング: 1300
おすすめ度の平均: 4.5
5 普遍性
5 やっぱり、そうだよね
4 あくまでも論語と算盤の副読本として
4 判ったような判らないような・・・
5 経済学は渋沢栄一から学び始めるべき


これはうれしいですね。

明治のヒトとはいえ、
当時の言葉は正直、よみにくい。。。

訳は中国歴史界の巨人守屋洋の息子、守屋淳。

やっぱ論語関連という事で、
守屋氏なんでしょうかね。

アマゾンのレビューも高い評価。



この、論語と算盤は、渋沢栄一の講演などを、書き起こしたものです。
口語訳があることによって、さらに、読者が増えそう。

渋沢栄一は、言わずとしれた、
近代実業の父です。

菅原道真は平安時代、
「和魂漢才」
日本人のヤマト魂と、漢、つまり中国ですが、最先端の技術を取り入れろ、と。

そして、明治も中期頃になると、
「士魂洋才」
サムライの魂と、西洋の最先端を取り入れろ、と。

サムライとは、論語である。

渋沢栄一は、こうも書いていて、
資本主義は、ある程度、金を儲けたい、とか、欲がないと成り立たない。
しかし、実業を行う上で、倫理観や道徳がないとうまくいかない。

そんな人に大きな事業ができるはずない、とばっさり。


さて、今の世は?



腹に落ちますよ。

やっぱ渋沢栄一ってタダもんじゃないですね(笑)