本展覧会はエゴン・シーレ展という名称でしたが、同時代にオーストリアで生きた他の画家の作品も一緒に展示されていました。
特に風景画を見た時。
時代からすると印象派の影響を受けたと考えられますが、その面影はありませんでした。
それはなぜなんだろう。
別の疑問が湧きました。
一つに。
シーレは絵画の王道であるウィーン美術アカデミーに入学しましたが退学し、クリムトが中心になって結成した、ウィーン分離派に参加しました。
ウィーン分離派は象徴派、表現主義の画家のグループで、そのため、印象派的な風景画ではなかったと想います。