私は、音楽大学一年生

後期のフルート実技試験の曲の練習の中で

フォーカルジストニアになりました。




私のフォーカルジストニア

・左手小指が動かない


その実技試験の曲が、

とっても難易度の高い曲…!


そして、左手小指をたくさん使う

c-mollの曲だったんですね


あまりにも出来ないので、

一日10時間練習しました。




そして、ここが一番の問題

   基礎練を全くせずに、とにかく曲の練習を

   し続けた




基礎練習で指の動きのバランスを整える


これをやっていれば、

おそらくフォーカルジストニアにはならなかったのでは?

と思います


練習時間と比例して

どんどん曲の完成度が崩れていく


この時はまだ

「この曲を演奏するときに、

変な癖がついちゃったかな?」


くらいにしか感じていませんでした


しかし

実技試験が終わり


落ち着いて

基礎練習やエチュードを演奏し始めたとき、




「私、指が動かなくなっている…」


と気付きました。


どんなにゆっくりでも


小指がフルートから離れない…!!!



結局、病名が分かったのは、

音大を卒業し、自衛隊に入って病院に受診した時です。


フォーカルジストニアは、

とにかく練習すれば

人より努力すれば治るわけでは

ありません。



○フォーカルジストニアを抱えて、

どうやって音大の試験や自衛隊の試験に向かったが


私の場合、動かないのは左手小指


そのため、その指を極力使わない曲を

選曲し、試験を受けました


ブラス、フルートアンサンブルは

みんなに訳を伝え、

小指を使わなそうなパートを選ばせてもらっていました。


今思うと、本当に感謝ですね…!!





自衛隊の試験も

なんとフォーカルジストニアを誤魔化して

受かることができました。


約100人中の3人に選ばれたこと


今では誇らしいと感じますが

…自衛隊さんには

本当に申し訳ないことをしてしまったなと

思ったりもします…💦




音色、表現力を評価していただき、


指の回りが怪しい部分は

「緊張してるのかな?」

で、済まされたのかもしれません。




こうして入れた自衛隊


指のことを上司に伝えたところ


音楽家専門の外来のある病院の受診を勧められ、

診断を受けました。


ここで、

「私はフォーカルジストニアだったんだ」

と、初めて認識することになりました