読書ノート⑩「ナミヤ雑貨店の奇蹟」 | ひろどんの歌声日詩♪


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毎日、暑いですねー。

みなさーん、お元気ですかーー?

(´∀`∩)



ところで、ウチの近所には・・・。

他の大型店に無い本が、その店には置いてあり。

たまに顔を出すと、良い仕事で応えてくれるところから

サッカーに例えて、

『名サイド・バックの様な本屋!』と、

私が勝手に呼んでいる、

さほど大きくは無い本屋さんがありますw

(´゚ω゚):;*.':;ブッ



先週、久しぶりにその本屋へ行ってきました。

平台の上に積まれた、本をサーッと眺め、

思わず目が釘付けになったのが、単行本の帯に記された

すべての人に捧げる、心ふるわす物語」の文字。


手にとってみると、東野圭吾さんの著書だた。

東野さんの著書は、いろいろ読みましたが

他の作家に比べて値段が高いので、

主に文庫本になってから買う事が多いのですが、

今回は、パラパラとページをめくった時の印象が

これまで以上に、キレイな字面が並んでおり、

それだけで名作の期待を抱いたもので

思い切って購入しました。



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ナミヤ雑貨店の奇蹟/角川書店(角川グループパブリッシング)

¥1,680
Amazon.co.jp




どこの街にでもある、古ぼけた雑貨店。

店の名前は、この本のタイトルになっている

『ナミヤ雑貨店』。


ある日、そこの名物オヤジは、近所の子供たちから

「ナヤミ!ナヤミ! 悩みの相談しないのか?」と、

からかわれた事がきっかけで、

子供たちの悩み相談を始めましたw


「勉強せずにテストで満点を取るには?」

「通信簿でオール5を取るには?」など、

初めはふざけたものばかりでしたが、

一休さんなみのとんちで、その親父は熱心に

回答していたところ、徐々に人気が出はじめ

大人からの真面目な相談も寄せられる様になり

『どんな悩みも解決する、ナミヤ雑貨店』と、

評判になりました。


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その相談室には、一つのルールがありました。

雑貨店の閉店後、店のシャッターのポストへ

悩みを投函すると、親父が翌朝までに

店横の牛乳箱へ回答を入れておく。


時が過ぎ、その親父が亡くなって、

閉店休業したその店に、

車泥棒の少年3人が、隠れ家として

忍び込んだところから、この物語は始まります。



五輪強化選手からの「恋の悩み」、

音楽家を目指す魚屋の跡取りからの「将来の悩み」、

それを、今は亡き親父の代わりに

少年たちが回答をはじめます。

そこに、昔、親父が回答した人たちの悩みや

その後のエピソードなど、

7人(6人かな?)の相談者と

車泥棒の3少年の人生を

現在・過去・未来とひも解く中で、

1冊読み切ると、感動の中にも

全ての人間関係や幸福の形が

明らかになるというお話です。



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デビュー当時の東野さんは、

『本格派』と呼ぶに相応しい推理小説がメインでしたが、

最近は、推理小説の枠を超えて、

高齢者介護や原発問題、

加害者・被害者の人権などをテーマにした

社会派の作品や、人間の闇をひも解く様な作品を

推理・ミステリー小説の形を取りながら、

書くことが多かったかと思います。


そんな東野さんにしては、広末主演で映画になった『秘密』

以来に、久々の「ファンタジー系」の小説でした。



1冊、1680円。

東野ファンの私としては、身びいきな点を差し引いても

ムダにはならなかったです。


もしも「高くて、買うまでも無い」と思われた方が

いらっしゃいましたら。

是非、街の図書館で借りてでも、お読み頂きたい作品です。


そうすれば、あなたもこの作品の登場人物の様に、

「残りの人生を、悔い無く燃やし尽くそう!」と、

ダレ気味の夏にあって、背筋を伸ばさせて

貰えることでしょう。