
"We can joke about this on Monday morning.
But until then, it's a matter of life and death."
「我々は、(台風の過ぎた)月曜日の朝に、これを冗談だったと笑いましょう。
しかし、その時までは、生きるか死ぬかの一大事です。」
ブルームバーグ米ニューヨク市長
http://bit.ly/np5eBd←原文はコチラ
これは、先月アメリカ・ニューヨークを直撃した
ハリケーン『アイリーン』の被害に備えて
ブルームバーグ市長が出したメッセージです。
230万人もの市民に対して避難を呼びかけ、
そのうち37万人には強制避難命令を勧告。
市内にある5つの病院に入院している患者全員を
ヘリコプターや救急車を総動員し
他の病院へと搬送させる。
この歴史に残るほどの大規模な避難命令に対し
当初、市民やメディアからは
「ちょぃと、やり過ぎじゃまいか!?」
「もし、台風が来なかったら、どうしてくれよう!」
との非難の声も上がりましたが、
結果は、街中が水浸しとなる大災害となり、
市内の病院にいたっては下記画像の様に水没。
市長の英断が市民の命を救いました。

万が一の大規模災害に備えて、
ハリケーンが通過する予定日の2日前には
早々に会見を開き、
翌日からの公共交通機関の全面停止や
大人数を収容できる避難所の開設を宣言。
併せて、危険度が一目でわかる地図を作成する旨を発表して
「怪我人を見かけたり、何かあったら直ぐに警察へ連絡して下さい」と、
市民が避難しやすい様にアナウンスすると共に
警察や消防とも連携を取り、逃げ遅れた方への対応策や
樹木等が倒れた場合の撤去の仕方についても事前に協議。

手漕ぎのボートや救命胴着、救命隊員をあらかじめ配置しておくなど、
「何があっても市民を救いだす!」という
強い決意と周到な準備の様子を伝え、
冒頭の「ここまで準備したのに何も置きなかったらば、
みんなで笑い話にしよう。
でも、それまでは念の為に準備だけはしておこう」との
メッセージを発しました。

あくる日の「いよいよハリケーンがやって来たぞ!」
という時までに、逃げ遅れた人が利用できる『避難所の位置情報のサイト』や、
『住民同士が情報交換するためのインターネット掲示板』も開設。
被害が現れるにつれ、冠水や倒木による道路の通行止めや
被害区域を表示した地図をインターネットで提供し、
逐一、情報発信すると共に、市民に向けて
このメッセージを届けます。
"It doesn’t matter if you’re in a shelter tonight,
or in your home, or staying with friends or family…
we're all in this together"
(今夜あなたが、避難所で、あるいは自宅で
家族や友達と一緒に居るならば、
何も心配することはありません。
我々はみんな、一つにつながっています。)
http://bit.ly/pigPeN
かたや、日本についてです。
「歴代最低」と揶揄された総理大臣が率いた
前内閣の『3・11』での震災対応が、
震災から半年が過ぎて徐々に明らかになってきました。
ここで、日本の指導者に目を転じてみると……。
いや、見なかった事にしておこう。
彼らが危機に当たり、真っ先に守ったものは
国民の生命と財産ではなく、自身の地位や名声
だったとしたらシャレにならん。

ところで最近感心したのが、アメリカのニュース番組です。
ハリケーンの通過予定コースを分析し
グーグル・マップを使ったCGで紹介。
政治もメディアも、お手本に出来るものは
どんどん取り入れて欲しいと、
つとに思う、震災から半年が過ぎた今日この頃です。
