月刊ムー 第435号 2017 2月号 P118~P121の記事をご紹介いたします。(以下、記事です。)

◎最新陰謀論◎ 文=並木伸一郎+遠野そら

巨大ハリケーン・マシューはコントロールされていた!!

気象兵器は存在する─。
物理学者ミチオ・カク博士が驚くべき発言をして物議を醸している。
昨年10月、ハイチを襲った超大型ハリケーン・マシューも、それによってコントロールされていたという。 博士が認めた気象兵器の存在。それがもたらす脅威とはいったいなんなのだろうか?

物理学者 ミチオ・カクが警告する気象兵器の真実

物理学者が認めた気象兵器の存在

2013年9月、世界的に有名な物理学者で、ニューヨーク州立大学教授のミチオ・カク博士が、アメリカCBSのニュース番組で「レーザーによる気象兵器は可能か」と聞かれると、「もちろんです」と回答した。 「科学者は長年、人工的な気象操作を研究してきた。たとえば、1兆ワットのレーザー光線を上空に打ち込むことで、降雨や稲妻を発生させることができます。水蒸気、ホコリ、氷の結晶などの雨の元となる種が集まれば雨が降ります。レーザー光線でも、この〝種〟を作ることができるのです」と、暴露したのだ。 さらに、「1960年代のベトナム戦争中でさえ、CIAはこの技術を使ってベトコン相手にモンスーンを引き起こしていましたよ。政府はずっと・・・・・・」とつけ加え、キャスターを驚かせたのだ。もしカク博士の暴露が事実なら、アメリカは50年以上にもわって気象コントロールを行ってきたことになる。
そして、昨年10月に南米ベネズエラのグレナダ沖で発生した超大型ハリケーン・マシューも、その〝気象兵器〟によるものだったといわれているのだ。

悪魔の顔と化したハリケーン・マシュー

超大型ハリケーン・マシューは、カリブ海沿岸諸国と米国南東部を巨大な勢力で飲み込み、各地に深い爪痕を残した。
このマシューの直撃を受けた地域の被害状況が明らかになるにつれ、世界中がそのすさまじい威力に震撼させられたことは、いまだ記憶に新しい。
ハリケーン・マシューの襲来で最も深刻な被害を受けたのが、直撃を受けたハイチだ。予期せぬ災害に対して備えがなかったハイチでは、南西部を中心に数万人以上が家を失い、ライフラインは寸断、死者は1000人以上に達した。 また、洪水による被害で衛生環境が著しく悪化し、コレラなどの感染症の流行による二次被害も懸念されたほどだった。さらにマシューの進路上にあった国々でも、建物の倒壊や冠水など甚大な被害を受けており、キューバでは100万人以上の人々が家屋の損壊により避難所生活を余儀なくされている。 実は、このとき奇怪な現象が起きている! ハリケーン・マシューがハイチに上陸した際、赤外線カメラを通した気象衛星画像に無気味な悪魔の顔が浮かび上がったのだ。ギョロッとこちらを見る目、無気味に笑う口元には歯さえまでもがはっきりと浮かび上がり、あまりにも禍々しいと世界中で恐怖の声があがったのだ。ちなみに、「顔」の輪郭にあたる部分はハイチ南西部のチビュロン半島であり、「歯」の部分は冷たい対流雲だという。 文字通り悪魔に飲み込まれたハイチだったが、マシューの進路に当たっていたフロリダ州は国内でもハリケーンの襲来が最も多い州だが、「今回のハリケーンは今までのとはまったく違った」と地元住民はその状況を語った。何が、まったく違うというのか? 実は、マシューが発生した当初、米国海洋大気庁(NOAA)は、マシューはジャマイカ、キューバを通過しフロリダへ上陸するだろう、とその進路を発表していた。通常であれば温かい海面上で発生したハリケーンは、ゆっくりと北上し温帯低気圧へと変化する。ハリケーン・マシューも例外ではなく、ゆっくりとジャマイカ方面へと北上していた。 ところが、だ。マシューはその予測に反し、ハイチ島の真下へ差しかかると突如、その進路を変更し、ハイチへと向かい北上していった。しかも、その角度はほぼ90度という急激な進路変更であり、まるでハイチを標的としたかのような進路をとったのだ。 さらにいえば、1900年から現在までカテゴリー「3」以上の威力でフロリダ州を襲ったハリケーンは、すべてフロリダ半島の南東部に上陸しているのだが、マシューはなんと過去100年間で類を見ない半島の反対側である北東部へと上陸したのだ。これは観測史上はじまって以来のことだった。
まるで狙いを定めたかのような今回のマシューの進路には、ただ単に自然災害という言葉で終らすにはあまりにも不自然さがあった! そのため、マシューは何者かによって意図的に発生、コントロールされた〝気象兵器〟だったのではないか、といわれているのだ。 その理由のひとつに、マシューがハイチへと進路を変える直前に現れた「赤色光」が挙げられている。これは国際宇宙ステーション(ISS)が、マシューからおよそ600キロ離れたプエルトリコ上空から撮影しており、強力な稲妻が空に向かって放電した際に起こる「レッドスプライト」と呼ばれる極めて稀な現象だ。 なんと、マシューはこのレッドスプライトに導かれるように進路をハイチへと変更したのである。この事実は、マシューが何者かによって意図的にコントロールされていたことを裏づけている。

過去にも人工ハリケーンが米本土を襲っている!

実は、過去にも同様の現象が起きている。たとえば2005年8月末に発生し、ルイジアナ州ニューオリンズを襲った巨大ハリケーン、カトリーナとリタは、人工ハリケーンだったといわれている。 その根拠は、わずか3週間の間に、巨大ハリケーンが2度も同一地域であるニューオリンズ市を襲ったこと。まさに標的になったとしか考えられず、明らかに意図的なものだという。そして人工ハリケーンに共通する特徴として、中心の〝目〟に「正方形」が現れている点が指摘されている。 アメリカが自国であるニューオリンズを襲わせる理由は疑問だが、噂では、その背景にはアメリカ政府による「世界黒人人口削減計画」があるといわれている。この計画は密かに実行されており、黒人占拠率が高いニューオリンズが最初のターゲットにされたというのだ。つまり、陰から見えない糸をひく〝闇の勢力〟がいるということである。 実は、今回のハリケーン・マシュー発生時、アメリカ大統領選の選挙活動がヒートアップしていた。奇しくもその2週間前にハイチ元大統領が「クリントン財団はわれわれを食い物にしている!」と衝撃的なスピーチを行ったばかりだった。 また、昨年7月の民主党大会では「クリントン家はハイチに対して犯した罪を公表するべきだ」と、ハイチのデモ隊数十名が押しかけるなど、クリントン家にとって目障りな存在だったのは間違いない。だからハイチを狙ったのかどうかは憶測の域を出ていない。 大型ハリケーンといえば、2005年10月24日早朝、大型ハリケーン「ウィルマ」が、アメリカ、フロリダ半島に上陸した。リアルタイムで流されていたウィルマのレーダー画像の目の部分に、一瞬だが数字の〝2〟がくっきりと現れたのだ。このウィルマも、実は人工ハリケーンだったといわれている。ただし、この数字の「2」は、いったい何を意味していたのか、謎に包まれたままだ。

気象兵器HAARPの脅威

冒頭で、ミチオ・カク博士が認めたように、アメリカはレーザーを用いて、過去50年以上にわたり気象コントロールをしてきた。これまでに紹介した不可解な超大型ハリケーンも、カク博士のいうことが事実であれば、気象兵器によるものと考えていいだろう。 さて、レーザーによる気象兵器といえば、「HAARP(高周波オーロラ調査プログラム)」を連想させずにはおかない。HAARPは電離層に強力な電磁波を照射、それをコントロールすることで気候変動や地震、火山噴火さえも起こす〝気象兵器〟だ、と噂されている。 超巨大ハリケーン・マシューも、このHAARPによるものではないかと一部で騒がれていた。 気象操作に関して、CIAの関与を語ったカク博士だが、実はこのHAARPの存在を暗に示唆したのだ、といわれているのだ。 ちなみに、HAARPは、嵐やハリケーンを意のままに創出し、消滅させることもできるという。それもまるで、車を運転でもするかのように、ハリケーンの進路を決めることも可能であるという。 では、どうやって天候操作をするのか?
キーとなるのは、自然界に存在するプラズマ、つまり雷を利用しているのだという。正確には、雷の元となる積乱雲中のプラスとマイナスの帯電現象で、いわば「気象(ウェザー)プラズマ」と呼ぶべきものだ。そして海にもプラズマがある。海水は多くのイオンが含まれている。これらが励起したのが「海洋(オーシャン)プラズマ」である。 たとえば、大洋のある場所の表層を、ほんのわずか加熱すると上昇気流が発生し、低気圧が発生する。加熱による水蒸気の供給とともに、巨大な積乱雲を発生させられる。ハリケーン発生間近の海域で実行すれば、巨大なハリケーンを人為的に発生させられるのだ。しかもプラズマの特性に合わせてHAARPから電磁波を照射し、エネルギーを注入したり除去することで、ハリケーンをより活発にしたり、勢力を押さえ込むことが可能になる、というわけだ。 HAARPは干ばつも起こせる。たとえば深海の水温逆転層など、イオン濃度が異なる場所の電磁波吸収特性に合わせれば、深海の特定場所のみの加熱が可能になり、海水が海面に向け上昇を始める。上昇の勢いで海面まで到達すると、そこは周囲の海表面に比べ低温になり、上空に下降気流を発生させ、低気圧を打ち消すことができる。それによって、雨を降らせる低気圧が消え、青天が連続し干ばつを引き起こすと仕組みなのだ。 これを大海流のポイント、ポイントで実施すると、大海流は流れを邪魔され、深海流を含めて大蛇行を始める。その結果、周辺の気象、ひいては地球全体の気象に大いなる影響を及ぼすことが可能になる。 長年にわたり、HAARPに秘された陰謀を説いているアラスカ在住の科学者ニック・ベキーチ博士は、「ハリケーン・マシューは、いわば気象テロといっていいだろう」と指摘。さらには、「HAARPが任意の地点に地震を起こし、気象をも容易にコントロールし、すでに世界全体の気象を自在に激変させることを可能にする、いわば〝世界終末兵器〟というべきモンスターマシンと化している」と警鐘を鳴らしている。 1993年にHAARPの存在が公表されてから、今年で24年の歳月がたっている。ベギーチ博士の主張どおり、その機能がさらなる進化を遂げていることは、想像に難くないのである。

(以上、月刊ムー 第435号 2017 2月号 P118~P121 より引用)

※気象兵器、天候操作はかなり昔から実用化されていたと確信しています。表向きの科学はほんの氷山の一角で、闇に葬り去られた秘密科学、超科学技術が遥かに多い、というのが実情です。(政府の認可が下りない、本当の意味で人々を幸福にすることが可能な超科学技術、まさに〝夢のような〟世界を現実にすることが可能な超科学技術がお披露目されることなく闇に葬り去られた状態である)
私事の話ですが、高校時代の地学の先生(仮にM司先生としておきます)が授業中に、「戦後、日本は、台風の目にミサイルを撃ち込んで台風そのものを消そうとすることを検討していた」ことを僕ら生徒の前で語っていました。
M司先生が授業中に語る授業に沿った数々の雑談は非常に興味深い話でした。(字数の都合上、今回割愛いたします。機会があれば記事にする予定です。)
「気象兵器、天候操作は現実として実用化されていて、それらの技術を悪用して支配強化に勤しむ勢力がいる」と断言します。