今日は巡回療育相談でした。

今年度より始まった療育センターからの訪問相談を活用し、清武から自宅まで来てもらいました。

参加者は学校担任、デイの看護師さん、訪問看護師さん。

訪問授業をする時の姿勢や腕の動かし方、座位を取る時の注意点など、担任の先生が疑問に感じている事を、センターの理学療法士さんに見てもらいながら尋ねました。

まずは普段の授業で取っている座位の姿勢を見てもらい、手直しをしてもらいました。


★脚の角度が悪かったので、タオルケットとブランケットを利用して膝の角度を調整し、足の裏で床を踏見込むような姿勢にしました。この時、ガニ股にならないようにベルトで補整。

*横から見た下半身の姿勢。


*正面


*上から見た姿勢①


*上から見た姿勢②


*腕の高さがテーブルの高さと同じになるように、クッションで調整。(ニトリで購入した低反発ロールクッション。中に自由自在に曲がるワイヤーが入っているので、用途に合わせU字にしたりと形を変える事が出来ます。)

★90分間の授業で姿勢を変える事がなかったので、シート角度を調整し体圧を分散させるように指導されましたI

★手足のマッサージ:指先で圧をかけるのではなく、手のひら全体を使いマッサージ。


*関節を動かす時には、無理をしないように関節の可動域、関節の音に注意しながら行う。この時も手のひら全体で覆うようにして行う。


★ベッド上でのポジショニング(側臥位)

*様々な大きさのビーズクッションやタオルを準備。この場合、右肩よりも頭の位置が下がらないようにクッションやタオルを利用し調整。
*左腕の色に注意。(圧迫していると紫色になってくる。)
*右腕の高さに注意し、胸を押し潰さないようにクッションで調整。(呼吸状態に注意。)
*足の角度も腕の高さに合わせ、自然な形、角度に調整する。

*側湾症がありベッドと腰に隙間がある場合、隙間にタオルを入れ込み徐圧する。
*側臥位は20~30分を目処に様子を見て、下側になっている手足の循環状態を観察、呼吸状態にも注意する。

★現在、カーシートを利用して座位を取っているので、座椅子型座位保持装置の作成について相談。➡10/27(火)  センターでのリハビリ時に業者さん(MHD)と調整。

担当理学療法士さんとは海弥が生まれた時からの付き合いなので、今年で10年目。

『自宅でどのように過ごしているのか、だいたいの想像はつけて来たけれど、想像以上に物が揃っていて動きやすい環境が作られていたのでビックリしました』と誉めて頂き、嬉しかったですI

あっという間の90分。皆さん熱心に聞かれていて、デイの看護師さん、訪看さんからも、小児専門の理学療法士さんの講習を受けられ勉強になりましたと喜んでもらえました。

少しずつデイにも慣れてきたし、来週からはデイで実践出来るようにクッションを持参しなきゃねI