救急車でトラブルもなく無事に到着したひろやはICUに入った。

見知らぬ地での入院に心細かったが、スタッフに温かい言葉をかけてもらえ不安は吹き飛んだ。


ICUだったので付き添う事が出来なかったが、ナースが気を利かせて付添い家族のためのアパートを1室押さえていてくれた。


ひろやと離れ離れの生活が始まったが午前・午後の面会許可をもらい会いに行く。


この病院は小児集中治療に力を入れているようで、ひろやの体調は日に日に良くなり、転院10日目には呼吸器が外れた。


その後、小児科病棟に移った2日後には地元の病院に転院出来るまでに回復。

小さな身体で「生きたい」というパワーを発揮したひろやだった。