デンマークの
首都コペンハーゲンに、
設置された「人魚姫」像は、観光名所として知られている
調べてみると
国内数か所に、「人魚姫」像が存在するようだ。
そのなかの
一体が、鹿児島県枕崎市の港に佇んでいる
枕崎の海辺で、
人目を引く像は、「平和の人魚」」と名付けられている。
1956年(昭和31年)、
枕崎港建設に携わった施工業者から、寄贈されたものだ。
(枕崎港)
港町枕崎は、
全国でも上位の水揚量と、鰹節(かつおぶし)生産日本一を誇る
(流通する鰹節の約47%が、枕崎産)
枕崎について、
聞かれたら、私は『カツオ』と即答してしまう。
それほど、
カツオ漁と、300年以上の歴史を持つカツオ節産業は、この地域に深く根ざしている。
おおよそ60年間、
「平和の人魚」像は、旧枕崎駅前のロータリーに据えられていた。
現在の枕崎駅は、
2013年(平成25年)、旧駅から100mほど南側に、新しく建築された。
駅看板の文字は、
大相撲立行事第36代木村庄之助さん(枕崎市出身)が、書いたものである。
また、
この駅舎は、2013年(平成25年)にグッドデザイン賞を受賞している
日本最北端に、
位置する北海道稚内駅から、延びるレールは約3,000km先の枕崎駅まで続く。
本土最南端の
始発・終着駅として、枕崎駅には多くの鉄道ファンが訪れる
旧駅舎前の灯台のモニュメント
最も “端っこ” や “片隅” のことを
鹿児島弁で、カツオではなく『すんクジラ』という🐋
駅が移転した際、
「平和の人魚」像は、駅前ロータリーから枕崎港のほとりに引越した
そして、
いつからか、人魚像は「枕崎マーメイド」と呼ばれるようになった
今では、
枕崎の『世間遺産』(枕崎界隈で噂の遺産)らしい
70年ぐらい前に、
石膏で作られたとは思えないほど、「枕崎マーメイド」は美しい姿を維持している
『顔の輪郭と上半身が、欧米っぽい』
『セクシーで、大胆なポーズだ』
『尾びれも立派に、できている』
だが、
その背後では、怪しげな雰囲気が漂う
ここは、
『磯野家の庭なのか』
『お~い。カツオ』
『カツオカツオカツオ』
それでも、
デンマークの象徴とも言えるマーメイドは、悠然と横たわりながら、日本料理に欠かせない鰹節の産地を見つめている
せっかく、
来たのだから『漁業の守り神』に、会いに行こう』
私は、火の神ロードへ向かった
これが、
『枕崎のシンボル、立神岩だ』
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