2024年(令和6年)の干支は、「たつ」
「たつ」は、
「辰」や「龍」・「竜」の漢字が使われる。
「龍」とは、ドラゴンを表す言葉だ
十二支のなかで、
唯一、想像上の生物として、「たつ」が選ばれた。
そんな、「龍」を
『イメージさせる物は、ないだろうか』
考えた挙句、
私は、鹿児島県日置市吹上町の「大汝牟遅(おおなむち)神社」へ向かった
なぜかと言えば、
神社の「千本楠(せんぼんくす)」を見たいと思ったからだ
「大汝牟遅神社」が、創建された時期は不明。
神社の始まりは、
ニニギノミコトが霧島に降臨した際、しばらく、この一帯に鎮座したと言われている。
その後、
1186年(文治2年)、島津氏初代・島津忠久(ただひさ)が、この地に鎌倉の鶴岡八幡宮の御分霊を迎え入れた
私は、
駐車場に着くと、社殿へ足を運んだ
境内を進むと、大きな石が祀られている
この石は、
「石の子望神様(イシノコンボサァ)」と呼ばれる“子授け・安産”の神様だ。
大石の
周りに置かれた、小石を1つ選び持ち帰る。
子供を授かり
無事に出産を終えると、2個石を持って“お礼参り”をするようだ
私は、拝殿の前で柏手を打った
社殿の奥に
目をやると、御神木の楠(クスノキ)が立っている。
『堂々とした格好だ』
樹齢1000年を超え、
幹回りが約14メートルの御神木は、南薩一の大楠だという
この御神木には、願掛けができる
案内板に、
“御神木を3回撫でながら、願い事を唱えて下さい”と書かれている
その手で、
身体の不調なところを撫でると、良いらしい。
とりあえず、
私は、御神木に触れた手で、自分の頭を撫でておいた
鳥居を出ると、
お目当ての「千本楠」へ歩を進めた。
「千本楠」は、
ドラマやCMのロケスポットとなっている🎥
参道を歩いていると、
いきなり、巨大な楠が目に飛び込んだ
「千本楠」には、20数本の楠しかない。
だが、1000本ある様な見栄えがする
樹齢800年以上の大楠が、
あたかも、寝ているように連なっている
また、
梢は、伸び上がり天空を向く。
その姿は、
臥龍(がりゅう)を思わせる
しばらく、
眺めていると、映画「となりのトトロ」の映像が脳裏をよぎった
小学生のサツキと
妹のメイは、こんな感じの森に迷い込んだ
そして、
大楠の根元に開く、深い穴に落ちてトトロと出会った
それでは、また